パソコンやスマホが乗っ取られて、自分が盗撮(盗聴)されるのを防ぐ方法

自分が使っている電子機器(パソコンやスマートフォンなど)のカメラやマイクがハッキングによって乗っ取られ、盗撮や盗聴されるのを防ぐ方法を紹介します。

スマホやパソコンが乗っ取られると、盗撮や盗聴の危険が!

パソコンやスマートフォンのカメラやマイクは、悪意あるウィルスやハッカーに乗っ取られると、盗聴されたり、盗撮されてしまう危険性があります。

エドワード・スノーデンによって過度な監視が暴露されたNSAのハッキングシステムはパソコンの電源を起動ぜずにカメラやマイクだけを起動させることも可能だと言います。

つまり、パソコンやスマートフォンの電源を切っていても、安心はできないということです。

セキュリティソフトを導入する

セキュリティソフトの導入は、セキュリティの基本中の基本です。

オススメのセキュリティソフト!

筆者は安価で高性能なカスペルスキーを使っていましたが、カスペルスキーはロシア企業なので懸念が大きいです。

ウイルス対策ソフトを手がけるロシアの情報セキュリティー会社「カスペルスキー」への警戒感が欧米で広がっている。米政府は同社を「安全保障上の脅威がある企業」に指定し、排除の姿勢を強めたほか、ドイツ政府も同社ソフトの利用はリスクが高いと警告し、別の製品に切り替えるように呼びかけた。

出典:露のウイルス対策ソフト「カスペルスキー」、露政府が悪用リスク…欧米で警戒強まる : 読売新聞オンライン

カスペルスキー自体には特に罪がないので残念ですが、情勢が情勢だけに仕方ありません…

カスペルスキー以外で良さげなセキュリティソフトを探しましょう。

現在、筆者はWindowsに無料で付いている「Windows セキュリティ」を利用しています。Macでは「Avira Antivirus」を利用しています。こちらも基本機能は無料です。

テープでカメラ、マイクを塞ぐ

スマートフォンやパソコンの乗っ取り対策や乗っ取られた時の盗聴、盗撮対策は色々あります。

中でも一番シンプルで強力な対策はテープやシールでパソコンやスマートフォンのカメラやマイクを塞いでしまうことです。

非常にアナログながら、カンタンにできて効果が高い方法です。

この方法はFacebookの創業者・CEOであるマーク・ザッカーバーグ氏も使っています。

参考:Facebook創業者の盗撮対策は「パソコンのカメラにテープを貼る」

ザッカーバーグ氏は自身のMacBook Proのカメラとマイクにテープを貼っています。

オススメはマスキングテープ

マスキングテープなら後からキレイに剥がせるので、貼り直したり、カメラやマイクを使うときだけ剥がすといったことがカンタンにできます。

(筆者は医療用テープを使って剥がしたところ、カメラに糊が残ってベトベトになってしまいました…その後、マスキングテープを買いました)

ウェブカメラカバーも良い!

「カメラは普段使うから、テープを貼ることはできない」という方は、ウェブカメラカバーをつけましょう。

これはスマートフォンやパソコンのカメラ部分に貼り付け、スライド式でカメラを露出させたり、隠したりできるアイテムです。

KUUQA 6個セットウェブカメラカバー
B07S5ZRZLK

これなら、いつでも使いたいときにカメラを使用できるので、便利です。

ただし、ノートパソコンに対して使うのは、画面が割れるなどの危険性があるので注意しましょう。

MacBookの場合は、Appleが公式でアナウンスを出しています。

Mac ノートブックのディスプレイとキーボードの間には設計上ごくわずかな隙間しかないため、カメラカバーを取り付けた状態でディスプレイを閉じると、ディスプレイが傷つくおそれがあります。また、内蔵カメラを覆ってしまうと環境光センサーにも干渉し、輝度の自動調節や True Tone といった機能の妨げにもなる可能性があります。

出典:MacBook、MacBook Air、MacBook Pro のカメラにカバーを着けたままディスプレイを閉じないでください – Apple サポート (日本)

まとめ

この手の話になると、「自分は盗撮されても良い」みたいな自己中心的なことをいう方もいるのですが、あなたは良くても周りの人が困るのです。

あなたのパソコンやスマートフォンが乗っ取られ、家族や友達が盗撮される可能性もあるので、これらの対策はしっかりやっておきましょう。

対策は色々ありますが、一番シンプルなのはカメラやマイクを塞ぐ、アナログな対策です。

ちなみに、他にもノートパソコンを使わないときは閉じる、パソコンやスマートフォンを使わないときは、電源を切るのではなく、電源そのものを抜く(コンセントを抜く、バッテリーを外す)といった対策があります。