Windows 10と11には、Microsoft純正のセキュリティソフトである「Windows セキュリティ」が標準で搭載されています。
Windows セキュリティとは?
Windows セキュリティ(旧称:Windows Defender セキュリティ センター)は、Windows 10や11に標準で搭載されているMicrosoftが開発した独自のセキュリティソフトです。
サードパーティの一般的なセキュリティソフトと同様に、ウイルス、スパイウェア、その他の悪意のあるソフトウェアからパソコンをリアルタイムで保護してくれます。
ちなみに、「Windows セキュリティ」はかつて(Windows 10)、「Windows Defender セキュリティ センター」と呼ばれていました。
Windows セキュリティは Windows に組み込まれており、Windows Defender ウイルス対策というウイルス対策プログラムが含まれています。 (以前のバージョンの Windows 10 で、Windows セキュリティは Windows Defender セキュリティ センターと呼ばれていました)
Windows Defenderの名前を冠しているものは複数あるので混同しないように注意しましょう。
Windows セキュリティだけで良い?
パソコンのセキュリティはWindows セキュリティだけで良いのでしょうか?
別途、ノートンなどの別のセキュリティソフトも必要なのでしょうか?
結論からいうと、パソコンのセキュリティソフトはWindows セキュリティだけで十分です。
2017年には、「Microsoft以外のウイルス対策ソフトは害悪なので入れるべきではない」とMozillaの元開発者らが語っています。
Mozillaの開発者だったロバート・オカラハン氏がブログで、「ウィルス対策ソフトはひどい。Microsoft純正のもの以外はインストールするべきではない」と述べています。どうやら、ウイルス対策ソフトはブラウザ開発者にとって大きな障害になっているようです。
(中略)
オカラハン氏は、多くのウイルス対策ソフトについて「ウイルス対策ソフトでセキュリティが向上するという証拠はほとんどない」とブログで明言しています。GoogleのProject Zeroがウイルス対策ソフト・ノートンに25個のバグがあることを発見したことについては、「ウイルス対策ソフト開発者は標準的なセキュリティ対策に従っておらず、ウイルス対策ソフトに含まれるバグのせいで攻撃経路が作られてしまっている」と述べています。ただし、Microsoftのウイルス対策ソフトだけは例外的に優秀だとのこと。
出典:「Microsoft以外のウイルス対策ソフトは害悪なので入れるべきではない」とMozillaの元開発者が告白 – GIGAZINE
Windows セキュリティの使い方
Windows セキュリティは「設定」→「プライバシーとセキュリティ」→「Windows セキュリティ」から確認・設定できます。