Google Driveは検閲されている!勘違いでアカウント凍結のリスクも!

DropboxiCloudといったクラウドストレージは運営会社によって検閲されています。

Googleのクラウドストレージである「Google Drive(Google ドライブ)」も例外ではありません。

Google Driveに保存したデータは、Googleによって検閲(監視)されています。

ポリシー(利用規約)に違反するファイルを保存すると、そのファイルへのアクセスが制限されたり、Googleのアカウントが凍結される可能性があります。

Google Driveの検閲は、サイバー犯罪、ヘイトスピーチ、児童虐待、過度に性的なコンテンツの拡散を含むサービスの悪用を防ぐための措置であるとGoogleは説明しています

ただし、具体的な検閲の基準や方法は公開されていません。

そのため、自身が保存したデータがGoogleにどの程度見られているのか、具体的にどのようなファイルが利用規約に反するファイルなのかは分かりません。

勘違いによるアカウント凍結も?

Google Driveの検閲は不明瞭な上に、”勘違い”も発生しています。

“勘違い”とは、AIによるスキャンの誤作動などで、何の問題もないファイルが問題ありと判断され、アカウントが一方的に停止される事です。

著名なものだと、戦車の歴史に関するデータをGoogle Driveに保存していた研究者が「テロ活動に従事している」としてGoogleアカウントごと凍結された事例や、Macを利用していると自動的に生成されるファイル「.DS_Store」を著作権を侵害しているデータと誤認した事例などがあります。

他にも、遠隔診療のために息子の性器を撮影し、その写真をGoogle Driveにアップロードした男性が、Googleのアカウントを停止され、さらにGoogleによって性的虐待の加害者として当局へ通報された事例も2件あります(その後、警察は男性が無実であると判断しましたが、Googleは非を認めず、アカウントも復活させませんでした)。

日本でも、性的要素が含まれる同人誌のデータを保存していたらアカウントごと凍結されたり、ゲームクリエイターがゲーム制作のデータを保存していたGoogle Driveが理由もよく分からず凍結されるといったトラブルが度々起こっています

そのため、利用規約をしっかりと確認して利用していても、場合によってはアカウントの制限や凍結が起きてしまう可能性があります。

まとめ:重要なデータを保存するのは止めよう

Google Driveを利用する際は、自身のデータが検閲されており、場合によってはデータがアカウントごと凍結される可能性があることを理解した上で利用しましょう。

データを検閲しているクラウドストレージは珍しくありません。AppleのiCloudも検閲されています。

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しかし、Google Driveは先述の様なトラブルが度々報告されているので、特に注意すべきです。

データの安全な保存とプライバシー保護を重視する方は、Google Driveではなく、セキュリティを重視しているクラウドストレージや外付けHDDなどにデータを保存する事をお勧めします。

ちなみに筆者は、強力な暗号化が売りのクラウドストレージ「Sync」と、USBメモリのように小型で使いやすいバッファローのスティック型SSDを利用しています。

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