Macは設定次第で、スリープ状態でもバックアップを取ったり、ダウンロード等をすることができます。
MacのPower Napとは
Macには「Power Nap」という機能が搭載されており、スリープ中でも電源に接続している(バッテリーではなく、コンセントから電気を得ている)状態であれば、アプリのダウンロードやTime Machineでのバックアップを継続させることができます。
Power Napは近年のMacシリーズには全て搭載されており、初期設定の段階でオンになっています。
もし、使っているMacがスリープ中にダウンロードやバックアップが止まってしまうようなら、設定でPower Napが有効になっているか確認しましょう。
Power Nap中にできること
Power Napを設定すれば、Macがスリープ状態のときでも、以下の操作を実行させることができます。
- メール App で新規メッセージを受信する
- 連絡先 App に、ほかのデバイスで変更された情報を反映し、最新の状態に保つ
- カレンダー App で新しい参加依頼を受信し、カレンダーの最新情報を反映する
- リマインダー App に、ほかのデバイスで変更された情報を反映し、最新の状態に保つ
- メモ App に、ほかのデバイスで変更された情報を反映する
- iCloud に保存された書類に、ほかのデバイスで変更された情報を反映し、最新の状態に保つ
- フォトストリームに、ほかのデバイスで変更された情報を反映し、最新の状態に保つ
- 「Mac を探す」で Mac の位置情報を更新し、スリープ状態の Mac でも探せるようにする
- VPN オンデマンドが動作を続行し、企業のメールが安全に更新されるようにする (Power Nap は、認証に証明書を使う VPN 接続には対応していますが、パスワードの入力が必要な VPN 接続には対応しません)
- モバイルデバイス管理でリモートから Mac をロック/ワイプする
Macがスリープ状態でかつ電源コンセントに接続されていれば、以下の操作を実行させることができます。
- ソフトウェアアップデートをダウンロードする
- Mac App Store の項目 (ソフトウェアアップデートを含む) をバックグラウンドでダウンロードする
- Time Machine でバックアップを実行する
- Spotlight のインデックス作成を実行する
- ヘルプセンターのコンテンツを更新する
- ワイヤレスベースステーションで「ワイヤレス時にスリープを解除」を使って Mac のスリープを解除する
Power Nap に対応しているMac
Power Napはフラッシュメモリを搭載した全てのMacが対応しています。
具体的には以下のMacでPower Napを使用することができます。
- MacBook (Early 2015 以降)
- MacBook Air (Late 2010 以降)
OS X Mountain Lion v10.8.2 以降が必要 - MacBook Pro (Retina ディスプレイ搭載の全モデル)
- Mac mini (Late 2012 以降)
- iMac (Late 2012 以降)
- Mac Pro (Late 2013)
まとめ
今回紹介した方法で、Power Napを入にすれば、Macがスリープ中でもバックアップやダウンロードを続けてくれます。
自分が寝ている間にMacのバックアップを取りたいときなどに役立つので、ぜひ設定しておきましょう。