iPhoneのストレージ容量は何GBが最適なのか?自分にはストレージ容量が何GB必要なのか?選び方を解説します!
(最新のiPhone 17シリーズに対応しています!)
ストレージ容量の目安
購入するiPhoneに最適なストレージ容量を考えるために、まずはアプリや動画、写真などがどの程度のデータ容量なのか把握しましょう。
iPhoneのストレージ容量を確認する方法
すでにiPhoneを利用している方は自分がどの程度のストレージ容量を使っているか確認しましょう。
iPhoneのストレージ容量は自分のライフスタイル(使用状況)に合わせて選ぶのが一番なので、現在の使用状況を把握することはとても大事です。
iPhoneの「設定」から「一般」→「iPhoneストレージ」と進めば、自分がどの程度ストレージを消費しているかわかります。
アプリや動画などの容量の目安
使用頻度が高いと思われる有名なアプリや動画などがどの程度のサイズなのか例をあげます(あくまで目安です。利用状況によってアプリの容量は変動します)。
アプリ
アプリ名 | 容量 |
X(旧Twitter) | 394.1 MB |
453.3 MB | |
LINE | 364.8 MB |
プラスメッセージ | 187.3 MB |
Gmail | 693.3 MB |
YouTube | 331 MB |
※アプリのデータ容量は2025年6月13日のApp Storeの情報を元に記載しています。
機能が増えている事もあってか、アプリの容量はここ数年で大幅に増えています(例えば、Instagramのアプリは数年前まで162 MBほどでした)。
また、アプリのデータ容量は、アップデートや利用状況によって増減するので注意しましょう。例えば、Xのアプリは400 MB以下ですが、筆者は長く使っているのでキャッシュ等が溜まり、一時期は4 GBを超えていた事もあります。
写真・動画
iPhoneのカメラ性能が向上した事で、撮影した写真や動画の容量も増加しています。
例えば、動画を4K/30fpsで撮影すると、5分で1GBを超えてしまいます。写真も1枚で数MGを超えます。
マンガ(Kindle)
マンガは絵なので本の中では容量を多く消費します。Kindleでマンガ(電子書籍)を多くダウンロードするとそこそこの容量になります。
本を読むたびにiPhoneにダウンロードするのであればさほど容量は必要ありませんが、あらかじめ複数の本をダウンロードしておく方は注意しましょう
- 鬼滅の刃 22:61.945 MB
- ハイキュー!! 45:68.345 MB
- チェンソーマン 9:49.623 MB
映画(iTunes)
- スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼:5.1GB(1080p HD)
- 天気の子:4.85GB(1080p HD)
- パラサイト:5.24GB(1080p HD)
動画はかなりデータ容量が多いです。
特に画質がフルHD(1920×1080)で動画の長さが1~2時間ある映画などはかなりデータ容量が大きいので、ストレージ容量も相応の量が必要になります。
ですので「映画をたくさんiPhoneにダウンロードして観たい」という方は多くのストレージ容量が必要になるでしょう。
また、NetflixやAmazon Prime Video、YouTubeなどのストリーミング(動画を見るたびにその都度動画をネット経由で読み込む形)の場合も、いつでも動画が観られる様に端末(iPhone)に動画をダウンロードした場合は同様に多くのストレージ容量が必要になる可能性があります。
ゲーム
近年のスマホゲームには、データ容量が非常に大きいものがあります。
人気ゲームの容量は以下の通りです。
アプリ名 | 容量 |
Pokémon Sleep | 217 MB |
Roblox | 238.9 MB |
レーシングマスター | 3.5 GB |
スイカゲーム | 644.1 MB |
Minecraft | 1.1 GB |
原神 | 3.3 GB |
※アプリのデータ容量は2025年6月13日のApp Storeの情報を元に記載しています。
特に人気ゲームの「原神」は、アプリ自体は3.3 GB(2025年6月時点)ですが、マップのダウンロードなどによって容量が増えていくので、運営会社は「30GB以上の空き容量が必要」と公式ウェブサイトやApp Storeのページに記しています。
Apple Intelligenceは7GB
2024年にAppleはAI機能「Apple Intelligence」をiPhoneに導入しました(iPhone 16以降は、16eを含め全てApple Intelligenceに対応しています)。
iPhoneでApple Intelligenceを利用するには、7GBの空きストレージが必要です。
なので、iPhoneのストレージ容量を選ぶ際は、Apple Intelligenceが7GB以上使うと考えた上で、ストレージ容量を選んだ方がいいでしょう。
関連記事:Apple Intelligenceに必要な容量は何GB?
iOS
iPhoneのOSであるiOSの容量も年々増加しています。
例えば、2025年9月16日に登場したメジャーアップデート「iOS 26」は、端末や環境によって変わりますが、5GB~20GBほどのストレージ容量を必要とします。
iOSなど最低限必要なシステム関連のデータだけで、合計30GB近い容量を消費してしまうので要注意です。
iPhoneのストレージ容量と値段
最新のiPhone 17シリーズに用意されているストレージ容量と値段(税込)は以下の通りです。
機種 | 容量 | 値段 |
iPhone 17 | 256 GB | 129,800円 |
512GB | 164,800円 | |
iPhone Air | 256GB | 159,800円 |
512GB | 194,800円 | |
1TB | 229,800円 | |
iPhone 17 Pro | 256GB | 179,800円 |
512GB | 214,800円 | |
1TB | 249,800円 | |
iPhone 17 Pro Max | 256GB | 194,800円 |
512GB | 229,800円 | |
1TB | 264,800円 | |
2TB | 329,800円 |
※過去のiPhoneやiPhone SEには128GB以下のモデルもありましたが、iPhone 17シリーズにはありません。
また、iPhone 17が発表されてからも、旧モデルのiPhone 16とiPhone 16eは継続して販売されていますが、ストレージ容量の選択肢は少なくなっています。
iPhone 16シリーズに用意されているストレージ容量と値段(税込)は以下の通りです。
機種 | 容量 | 値段 |
iPhone 16 | 128GB | 114,800円 |
iPhone 16 Plus | 128GB | 129,800円 |
256GB | 144,800円 | |
iPhone 16e | 128GB | 99,800円 |
256GB | 114,800円 | |
512GB | 149,800円 |
ストレージ容量の選び方
各ストレージ容量ごとに比較と解説をします。
128GB
音楽や写真(画像)、電子書籍をたくさん入れることができるストレージ容量です。
最新のiPhone 17シリーズにはありません。現役モデルの中では16シリーズ(iPhone 16、16 Plus、16e)にのみ用意されています。
iPhoneにはさらにこの上に256GB、512GB、1TBがありますが、128GBでもiPhoneをヘビーに使わない(酷使しない)一般的なユーザーであれば十分な容量です。
たくさんの(長時間の)動画を撮影する方や映画をたくさんダウンロードして本体に保存する方以外はこれで十分と言えるでしょう。
128GBのiPhoneがオススメな人
128GBは以下のような方にオススメです。
- メールやSNS、ネットの閲覧が主な用途
- 動画や写真をあまり撮らない方
- アプリ(特にゲーム)をあまり使わない方
- もっとも安いiPhone 16を購入したい方
256GB
最新のiPhone 17シリーズでは最もストレージ容量が少ないモデルです。
LINEやX/Twitter、Instagramなどの利用が主で、大容量の動画を撮影・保存したりしないのなら、このモデルで十分です。
ただし、ゲームをプレイする方は、ゲームの進捗によって使用する容量が増えていく可能性があるので注意しましょう。
256GBのiPhoneがオススメな人
256GBは以下のような方にオススメです。
- 動画や写真をたくさん撮る(特に4K動画を撮りたい方)
- 動画やアプリ、画像をたくさんダウンロードする
- ゲームをたくさんプレイする
- 安くiPhone 17シリーズを入手したい
512GB
非常に大容量です。iPhone 17とiPhone 16eでは最もストレージ容量が多いモデルになります。
写真や動画をたくさん撮ったり、動画やゲームをたくさんダウンロードしたい方には、このモデルがオススメです。
512GBのiPhoneがオススメな人
512GBは以下のような方にオススメです。
- 動画や写真をたくさん撮る
- 動画やアプリ、画像、音楽をたくさんダウンロードする
- ゲームをプレイする
- ストレージ容量が足りなくなるのを気にしたくない
- iPhoneのへービーユーザー
- iCloudやDropboxなどを使わず、多くのデータをiPhoneに入れておきたい
- 最もストレージ容量が多いiPhone 17やiPhone 16eが欲しい
1TB
現役のモデルでは、iPhone 17 ProとiPhone 17 Pro Max、そしてiPhone Airに用意されています。
非常に大容量です。これだけあれば、「原神」のような容量が多いゲームをプレイする方でも安心でしょう。
たくさんのデータを常にiPhoneに入れておくことが出来るので、iCloudやDropboxなどのクラウドストレージへの依存度を下げることができます。
また、NetflixやYouTubeを見る際に、都度ストリーミング再生するのではなく、あらかじめiPhone上に動画をダウンロードしておきたい方にもオススメです。
1TBのiPhoneがオススメな人
1TBは以下のような方にオススメです。
- 動画や写真をたくさん撮る(特に4K動画を撮る)
- 動画やアプリ、画像、音楽をたくさんダウンロードする
- ゲームをたくさんプレイする
- iPhoneの値段が高くても気にしない
- ストレージ容量が足りなくなるのを気にしたくない
- iPhoneのへービーユーザー
- iCloudやDropboxなどを使わず、あらゆるデータをiPhone上に保存したい方
2TB
iPhoneの中でもっともストレージ容量が多いのが2TBです。
2TBは2025年に初めて登場したストレージ容量で、2TBを選べるのはiPhone 17 Pro Maxのみです。
価格は脅威の329,800円。iPhone史上初の30万円超えです(Apple公式で購入した場合。キャリア版は過去にもありました)。
ドコモやau等のキャリアで購入する場合、一括価格は40万円近くします。
非常に高額ですし、iPhone 17 Pro Maxにしか用意されていないので、このモデルは多くの方にとって選択肢に入らないでしょう。
2TBのiPhoneがオススメな人
海外のApple系インフルエンサーであるSam Kohl氏は、Xで以下のように述べています。
世界に2TBのiPhone 17 Pro Maxが必要な人は一人もいません。
There is not a single person in the world who needs a 2TB iPhone 17 Pro Max pic.twitter.com/z6px0XKJqf
— Sam Kohl (@iupdate) 2025年9月10日
筆者も同意見ですね(もちろん「一人もいない」は大袈裟ですが)。
少なくとも、一般のユーザーには間違いなく必要ありません。価格も30万円超えで高いですしね。
という訳で、「2TBのiPhoneがオススメな人」は「いない」という答えになります。
まとめ
iPhoneはAndroidの様にあとからmicroSDカード(マイクロSDカード)などを使って容量を増やすことはできません。
なので、購入する段階で必要なストレージ容量を確認しておく必要があります。
自分のiPhoneの使い方に合わせて最適なストレージ容量を選びましょう。