WindowsやMacで使っているUSBメモリや外付けHDD(SSD)などを、紛失したり、どこかへ置き忘れても、第三者に中身を見られないように、データを暗号化し、パスワードをかける方法を紹介します。
Macで暗号化する
Macで外付けストレージ(USBメモリや外付けHDDなど)を暗号化し、パスワードを設定するには、Finder上で外付けストレージを右クリックし、メニューの中から「暗号化」をクリックすればOKです。
Windowsで暗号化する
Windowsには「BitLocker To Go」とよばれるUSBメモリや外付けHDDを暗号化できる独自のファイル暗号化機能が導入されています。
BitLockerはWindowsの上位モデル(Windows 10/11ならPro、Enterprise、Education)で利用する事ができます。
「BitLocker To Go」を使って、USBメモリや外付けHDDを暗号化し、パスワードをかければ、USBメモリ等を紛失しても、その内容が流出する可能性は格段に低くなります(長いパスワードをかけることが前提です。「12345」のような脆弱な短いパスワードは論外)。
参考:Windows でのデバイスの暗号化(公式)
WIndows・Macの両方で利用できる「VeraCrypt」
BitLockerが搭載されていないWindows(Windows 11 Homeなど)を使っている方や、MacとWindowsの両方で利用できる暗号化ソフトを探している方には、「VeraCrypt(ヴェラクリプト)」がオススメです。
VeraCryptはオープンソースの暗号化ソフトで、誰でも無料で利用できます。
参考:無料で利用できる暗号化ソフト「VeraCrypt」とは?
まとめ:暗号化しておけば、無くしても安心
USBメモリなど、持ち運ぶものは紛失してしまう可能性も高いですよね。
例え重要なデータを扱っていないとしても、見ず知らずの第三者にデータを見られてしまうのは気持ち良いものではないと思います。
USBメモリや外付けHDDなどを紛失してしまっても、データを暗号化しておけば、パスワードがなければファイルを開けなくなりますし、機械を分解して、中のメモリやHDDを直接読み込むといったこともできなくなります。
いざという時のために、USBメモリや外付けHDDなどは必ず暗号化しておきましょう!