最も個人の自由とプライバシーが考慮されたドメイン「.is」とは？

.isはアイスランドに割り当てられているccTLD（国別コードトップレベルドメイン）です。

アイスランドとは北極圏付近にある火山と氷河が多い島国です。

.isの特徴

.isドメインの特徴や登録に関する情報を紹介します。

.isのドメイン名に利用できる文字は以下の4種類です。

一番下の10個の文字は、アイスランド語アルファベットで使用される特殊文字（アルファベットだが、英語では使われない文字）です。

ハイフンで始まるドメイン名やハイフンで終わるドメイン名は登録できません。また、3番目と4番目の両方の位置にハイフンを使う事はできません。

ドメイン名（.is部分を含む）の最大文字数は66文字、アイスランド語の特殊文字を含む場合は59文字です。ドメイン名の大文字と小文字は区別されません。

.isは以下の6つは将来使用されることを考えて予約されており、登録する事はできません。

.isドメインの登録には特に制限が無く、外国人であっても登録する事ができます。

筆者が確認したところ、日本ではゴンベエドメインが.isドメインを取り扱っていました。

アイスランドはプライバシーと言論の自由に関する法律が整備されています。

また、世界規模の監視ネットワークであるファイブアイズ（通信傍受網で電話やメールなどの情報を収集、分析しているとされる英語圏5カ国によるUKUSA協定）とも距離を置いています。

そうした点から、アイスランドのドメイン・.isは「プライバシーと言論の自由」という側面から最も優れたドメインであるとカリフォルニア大学でコンピューターサイエンスを研究していたスペンサー・チャーチル氏は述べています。

誰でも登録でき、プライバシー保護と言論の自由の面から見ても魅力的なドメインですが、.ioや.tvなど他のccTLDよ比べると、あまり日本では見かけない印象ですね（筆者が見かけないだけでしょうか…）

参考