2018年に登場したトップレベルドメイン「.app」の概要やメリット・デメリットについて解説します。
.appとは?
.appは2018年5月8日より一般登録が開始された新興ドメインです。
.appのappは「アプリ(アプリケーションの略)」を表す「app」です。
.appのメリット
.appドメインは2018年に一般登録が開始されたばかりの新しいドメインなので、文字列にまだ空きがあります。
.comや.orgでは既に取得されている文字列も、.appでは取得できる可能性があります。
アプリ関連のウェブサイトであれば幅広く使えると思いますし、3文字と短いのも良い点と言えるでしょう。
また、ドメインを取得する方だけでなく、ウェブサイトの利用者すべてにとってメリットとなるのがセキュリティです。
.appドメインを利用しているウェブサイトはHTTPS接続が必須です。そのため、.appを利用しているウェブサイトとの通信は必ず暗号化されており、安全である事の証明になります。
.appのデメリット
特にありません。
取得にかかる値段も手ごろですし、セキュリティ面でも安心できます。
他のドメインと比べて、目立ったデメリットはありません。
強いて言うなら、新しいドメイン故に、.comや.orgと比べて知名度がない事です。まだまだ活用事例は日本ではあまり見かけません。
.appの活用
このドメインを提供しているGoogleはアプリとアプリ開発者による利用を想定しているようです。
.app は、アプリやアプリのデベロッパーのための特別な TLD として作成されました。アプリを世界に向けて公開する際に役立つよう、セキュリティを強化しています。
モバイルアプリの世界で働いてきた方にも、ウェブ上にホームがあれば何かと役に立つはずです。覚えやすい .app ドメイン名を使えば、皆さんのアプリは見つけやすくなり、より詳しく知ってもらえるようになります。この新しいドメインをランディング ページとして使い、信頼できるダウンロード リンクを共有したり、ユーザーに最新情報を提供したり、アプリ内コンテンツへのディープリンクを設定することもできます。
(.appドメインは誰でも制限なく取得する事ができます。アプリやアプリ開発者以外でも取得が可能です)
.appの活用事例
Twitterの共同創業者であるジャック・ドーシー氏が率いるBlock(旧Square)は、同社が提供しているサービス「Cash App」のドメインに.appを利用しています(cash.app)。
サービス名も「~App」なので最適ですね(ドメインハック)。
また、Googleの画像圧縮アプリ「Squoosh(スクワッシュ)」も.appを使っています(squoosh.app)。
.appを取得する
.appドメインは誰でも制限なく取得する事が出来ます。
日本ではお名前.comなどで取得する事が可能です。
取得にかかる料金は、お名前.comで年間2,728円です。
まとめ
筆者としては3文字なので新時代の良いドメインになるのでは?と期待しています。