楽天カードを海外で利用した場合、各国際ブランドが適用した為替レートに2.2%の事務手数料を加えた金額が請求されます。
海外事務手数料とは
海外事務手数料とは海外でクレジットカードを利用した場合に加算される手数料のことです。
名前はカード会社によって様々です。楽天カードでは「海外事務手数料」と呼ばれています。
楽天カードに限らず、どこのカード会社でも海外での利用には基本的に事務手数料がかかります。
楽天カードの海外事務手数料
楽天カードを海外で利用した場合、以下の式で請求額が決まります。
例えば、10ドルの買い物をした際、為替レートが1ドル100円で事務手数料が2.20%の場合は以下のように計算します。
- 10 x 100 x 2.20%(1.022) = 1,022
このような式になり、請求額は1,022円となります。
為替レート
為替レートは現地通貨を円に直すためのレートです。海外(外貨)で利用した分は全て日本円に直されて請求されます。
為替レートは変動するので、「昨日は1ドル=100円だったが、今日は1ドル=105円」ということもあります。
なお、クレジットカードの請求金額は、利用代金のデータがカード会社の決済センターに到着した時点の為替レートが利用されます。カードを利用して購入したタイミングでは無いので注意しましょう。
理論上は「1ドル=100円のタイミングで買い物をしたが、請求金額は1ドル=200円で計算された」ということもありえます(普通は為替がそこまで動くことはありませんが…)。
参考:海外旅行の前に、VisaやMastercardなどの為替レートを調べておこう!|三井住友VISAカード
事務手数料
楽天カードの海外利用に伴う事務手数料は2.2%です。
ちなみに、2024年3月までは国際ブランドによって事務手数料が違いました。
ブランド名 | 事務手数料 |
---|---|
Visa | 1.63% |
Mastercard | 1.63% |
JCB | 1.60% |
American Express | 2.00% |
かつてはわずかな差ですがアメックスが不利だったんですね。
余談:決済は現地通貨で
なお、利用するお店によっては現地通貨と日本円、どちらで決済(支払い)をするか選択できる場合があります。
この場合は現地通貨を選びましょう。日本円を選んでしまうと決済手数料(事務手数料)がこの記事で紹介した手数料ではなく、お店が決めた手数料になってしまいます。
お店が決めた手数料はこの記事で紹介している手数料よりも非常に割高な可能性が高いので注意しましょう。