iCloud Drive(ドライブ)はAppleが提供するクラウドストレージです。
ユーザーが自分のファイルをオンライン上に保存する事ができます。
他社でいうDropboxやGoogle Driveにあたるサービスです。
iPhoneやiPad、MacなどのApple製品はもちろん、Windowsでも利用することができます。
Androidなど、他のOSでもブラウザから利用することはできますが、アプリは用意されていません。
iCloud Driveの容量は?
iCloud Driveには、5GBから12TBまでの容量(プラン)が用意されています。
iCloudのアカウントを持っている方は、誰でも無料で5GBのストレージが利用できます。
さらに、iCloud+にサブスク(課金)すると、ストレージ容量を増やすことができます
プランと料金は以下の通りです。
ストレージ容量 | 価格 |
5GB | 無料 |
50GB | 月額¥150(税込) |
200GB | 月額¥450(税込) |
2TB | 月額¥1,500(税込) |
6TB | 月額¥4,500(税込) |
12TB | 月額¥9,000(税込) |
(iCloud+の料金は、2024年11月に値上げされました。)
また、Apple One(Apple Musicなど別サービスとのバンドル)の場合は以下の通りです。
プラン | ストレージ容量 | 価格 |
個人 | 50GB | 月額¥1,200(税込) |
ファミリー | 200GB | 月額¥1,980(税込) |
また、iPhoneやiPadを買い替えた際は、データ移行のために無料で一時的に容量を増やすことも可能です。
新しい iPhone や iPad を購入した場合は、今まで使っていたデバイスから新しいデバイスにデータを転送するため、iCloud ストレージを一時利用できます。
iCloud Driveのセキュリティ
iCloud Driveに保存したデータは、全て暗号化されます。そのため、他者に保存したデータが見られる心配はありません。
しかし、Appleによる検閲には要注意です。
Appleは児童ポルノの拡散を防ぐため、iCloudに保存されているデータをスキャンしています。
参考:iCloud Driveは検閲されている!エロ画像等を保存するのは止めましょう!
人が見ている訳ではないですが、念のためAppleに見られて困るデータは保存しないように気を付けるか、別途VeraCryptなどの暗号化ソフトなどを利用しましょう。
高度なデータ保護
iCloud DriveはAppleによって検閲されていますが、それを防ぐ方法もあります。
それが公式に提供されている、iCloudの「高度なデータ保護」の設定です。
高度なデータ保護を有効にすると、自身のデータが全てE2EE(エンドツーエンドの暗号化)で保護されます。
E2EEとは端から端までの暗号化という意味で、自身のiPhoneやiPad上でのみデータを閲覧できる暗号化です。これなら、Apple自身もユーザーのデータを確認する術は無くなるので安心です。
関連記事:iPhoneでiCloudの「高度なデータ保護」を有効にする方法
まとめ
iCloud Driveは、iPhoneやiPadなどApple製のデバイスとシームレスに統合されたクラウドストレージです。
以前はセキュリティ面で平凡だったのですが、「高度なデータ保護」という設定を導入し、E2EEに対応したことで、セキュリティ面もかなり信頼できるものになりました。とてもオススメです。