Twitterはイーロン・マスク氏による買収でこれからどうなるのか?

シンクを持ってTwitter社に現れたイーロン・マスク氏。

Twitterはイーロン・マスク氏による買収でこれからどうなるのか?どう変わるのか?

マスク氏によるTwitterの改革に関するニュースを時系列でまとめています。

企業としての「Twitter」が消滅、「X」と呼ばれる企業に統合

2023年3月9日、マスク氏はX Corp.を創業しました。さらに同月15日にTwitter Inc.との合併を申請。4月4日時点で、Twitterの運営企業はX Corp.となっています。

Twitterがポリシー違反の処分を穏健に。2月から誰でも凍結解除の申請が可能に

今後、Twitterではポリシーに違反するツイートを行っているアカウントに対しては、永久凍結や一時停止ではなく、リーチ(≒拡散、表示)を制限したり、アカウントを引き続き使用する前に問題のあるツイートの削除を求める事で対応していくとの事です。

併せて、2月1日以降、誰でもアカウントの凍結に異議を申し立てることができ、申請した場合は穏健になった新しいルールの基に審査され、凍結解除の可否が決められます。

Twitterに関するニュース(1月27日)

日本でもTwitter Blueの提供が開始

2023年1月11日、ついに日本でもTwitterのサブスクサービスである「Twitter Blue」が開始されました

料金は月額980円(ウェブサイトから登録した場合)となっています。

永久凍結の解除は着実に進んでいる(2023年1月4日)

Twitterは以前マスク氏が宣言していた通り、ポリシー違反のために停止されたアカウントのうち、危害/暴力、詐欺、またはその他の違法行為に関与していないユーザーの凍結を解除しているとTwitterのTrust&Safety部門の責任者であるElla Irwin氏が述べています

この作業はTwitterの従業員が慎重に調査しているので時間がかかっているようですが、現在も継続して凍結解除に取り組んでいるとTwitterの公式アカウントもツイートしています

なお、今後も重大な違反を犯したアカウントは永久凍結となるようです

関連ニュース:イーロン・マスクが投票の結果ElonJetの凍結を報じたジャーナリストのアカウントを復活、同時に極右アカウントも大量復活し「自由の金曜日」を宣言 – GIGAZINE

サブスク「Twitter Blue」の登録が再開。価格は1,800円に

提供を中止していたTwitterのサブスク「Twitter Blue」ですが、12月12日に提供を再開しました

Twitterに関するニュース(12月10日)

15億件の休眠アカウントを削除しユーザー名を解放へ

イーロン・マスク氏はTwitterの休眠アカウントを削除し、ユーザー名(@の後ろの文字列)を解放する予定だと自身のTwitterアカウントで12月9日に発表しました

サブスク「Twitter Blue」がiPhone向けのみ値上げ?価格を11ドルにする事を検討中(12月10日)

イーロン・マスク氏がiPhone向けのTwitter Blueのみ月額11ドルに値上げすることを検討中であるとGIGAZINEが報じました

背景にはApp Storeの手数料があると見られています。AppleのApp Storeではアプリで得た収益に30%の手数料が課せられます。マスク氏はこの手数料…いわゆる”Apple税”をTwitter Blueの価格に上乗せした回避する方法を検討していましたが、回避するのではなく価格に反映(上乗せ)するという形を選択したと考えられます。

Twitterに関するニュース(12月6日)

Twitterに関するニュース(12月4日)

AppleがTwitter上の広告を停止&App StoreからTwitterアプリを削除?マスク氏自らAppleのCEOと話し合い

イーロン・マスク氏はAppleがTwitter上の広告をほぼ停止したことを明かしました。また、同氏はAppleがTwitterのアプリをApp Storeから削除すると脅してきたとTwitterで述べています

こうした事態を受け、マスク氏は2022年12月1日にAppleの本社(Apple Park)を自ら訪問。Apple Park内の丸い池の近くで撮影した動画をTwitterで公開しました。

さらに、続くツイートでマスク氏は「TwitterがApp Storeから削除されるという誤解を解消できました。ティムが『AppleがTwitterを追い出さない』と考えていることは明らかでした」とツイートし、クック氏からApp Storeに関する説明を直接受けたことを明かしています

また、広告に関しても12月3日にAppleがTwitter上での広告を全面的に再開したとマスク氏は述べています

Twitterに関するニュース(11月30日)

Twitterの新認証マークは青・金・グレーに。それぞれの違い

イーロン・マスク氏は12月2日から新しい認証マークを導入するとTwitterで明かした

色の違いはアカウント所有者の属性を表すとの事。

  • 金色:企業向け
  • 灰色:政府機関
  • 青色:個人向け(著名人か否かは問わない)

永久凍結されたアカウントが来週(11月27日)から復活?

イーロン・マスク氏が、法律違反や悪質なスパムを除き、永久凍結されたアカウントを復活させるとTwitter上で発表しました

Twitterに関するニュース(11月21日)

ドナルド・トランプのアカウントが復活

Twitterを買収したイーロン・マスク氏は、2022年11月19日に自身のTwitterアカウント上で「トランプ前大統領を復活させる」というアンケートを実施しました。

その結果、賛成が反対を僅かに上回ったため、マスク氏は凍結されていたドナルド・トランプ前大統領のTwitterアカウント(@realDonaldTrump)を復活しました。

Twitter Blueの提供再開は11月29日

イーロン・マスク氏はTwitter Blueを11月29日から販売再開すると自身のTwitterアカウントで発表しました

永久追放はボットやスパムアカウントにのみ適用?

マスクさんはTwittterによるユーザーの「永久追放」の方針を全般的に廃止する意向を示していた。5月にFinaicial Timesに対し、「永久追放は対話を分断し、プラットフォームへの信頼を損ね、いかなる礼節を促すことにもならないだろう」と語った。その上で、「永久追放はボットやスパムアカウントにのみ適用されるべき」と述べた。

出典:イーロン・マスクさん、どんな人?Twitter買収した世界長者番付トップ | ハフポスト

サブスク「Twitter Blue」の提供を一時停止(11月21日)

Twitterは11月12日、サブスク「Twitter Blue」の提供を一時停止しました。

理由は加入者特典である認証バッジの悪用により、なりすましが急増したためです。

なお、新しいTwitter Blueはアカウント開設から90日間は加入が不可能になるなど、いくつかの不正対策が設けられるようです

Twitterに関するニュース(11月10日)

予告されていた新しいTwitter Blueがついに公開

Twitterは11月5日、誰でも認証マーク(青いチェックマーク)が取得できる新しいサブスク「Twitter Blue」をiOS(iPhone)向けに提供開始しました

月額7.99ドルで、米国(アメリカ)、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、英国(イギリス)の5か国で展開しています。

1日で終了し、復活した灰色の公式ラベル

政府・企業・著名人といった一部のアカウントに、「公式アカウント」であることを示す「灰色のチェックマーク(公式ラベル)」の表示を開始

この公式ラベルは1日で廃止されるも即復活

なりすましアカウントは永久凍結処分に

パロディである事を明記せず、他人になりすましたアカウントは永久凍結する方針であることをイーロン・マスク氏が11月6日に明らかにした

また、今後は凍結を行う際、事前に警告を行わないと明かしました。これまでマスク氏は永久凍結に否定的な考えを示していましたが、方針を転換したのかもしれません

定額サービス「Twitter Blue」を値上げ

Twitterは11月5日、誰でも認証マーク(青いチェックマーク)が取得できる新しいサブスク「Twitter Blue」をiOS(iPhone)向けに提供開始しました。

月額8ドルで、米国(アメリカ)、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、英国(イギリス)の5か国で展開しています。

「明確な手続き」なしに凍結アカウント解除せず

Twitterは”明確な手続き”なしに凍結されたアカウントは解除しないとイーロン・マスク氏が述べた。凍結アカウント解除に関する明確なプロセス策定には少なくともあと数週間を要すると氏は述べています。

有料動画や有料DMの実装を計画中

一般ユーザーが著名人のTwitterアカウント宛てに非公開のメッセージを送信することができるようになる「有料DM」の実装や、ユーザーに視聴料を請求する「有料動画」の実装を計画していることが、The New York Timesが独自に入手したTwitterの内部資料により明らかになりました。

11月4日より解雇通告開始。目標は50%?

マスク氏は社員の半数近くに相当する約3,700人を解雇するとBloombergが伝えています

一時は従業員の75%を解雇すると考えられていましたが、マスク氏は50%の人員削減を目標とするよう、各部門の責任者に伝えた模様です。

大手企業による広告出稿の停止(11月4日)

自動車大手のフォルクスワーゲンがマスク氏によるTwitter買収を受け、Twitterへの広告出稿を一時停止しました。他、薬品大手のファイザーや米食品大手のゼネラル・ミルズ等も、同様の措置を取っています

リモートワークを終了

マスク氏はコロナウイルスの流行により認められていたリモートワーク方針を撤回し、出社を求めるとのことです。

ショート動画サービス・Vineの復活

イーロン・マスク氏が、2017年1月にサービスを終了したTwitterの6秒動画アプリ「Vine」を復活させるかというアンケートをTwitterで実施しました。

最終的には約500万人の人が投票、そのうち約70%がVineの復活を支持しました。

マスク氏は2022年のうちにVineのサービスを再開する予定とのことです

永久凍結の廃止

マスク氏はTwitterの永久凍結を廃止する意向です。

そのため、元大統領であるドナルド・トランプ氏を始め、アカウント閉鎖とTwitterからの永久追放処分を受けたユーザーが、再びTwitterアカウントを取得できるようになる可能性があります

経営陣の一層

Twitterを買収したマスク氏はまず、CEOであるパラグ・アグラワル氏など経営陣の3人を解雇し、同社の取締役会も解体したとCNNが伝えています

イーロン・マスクによるTwitterの買収が完了

起業家のイーロン・マスク氏によるTwitterの買収が27日に完了しました

買収総額は440億ドル(約6兆4000億円)で、同社の株式は、11月8日から上場廃止になります。

マスク氏はTwitterをどのように変えていくのか?マスク氏のアイデアの多くは、長年のTwitterの運営方針とは相容れないとBloombergは報じています

Image:Elon Musk / Twitter