10代のうちにやるべき12のこと

後悔のない人生を送るために、10代の内にやっておきたいことを紹介します。

1.読書をする

10代、特に中高生のような学生のうちはどうしても行動範囲が狭くなります。

行動範囲が狭い中で、世界中の様々な事をコスパ良く(手頃な価格で)学ぶには読書が最適です。

入門書から専門書まで。漫画からビジネス書まで。自分のレベルにあった本をたくさん読みましょう。

著者が何度も構想を練り、編集者が何度も修正した”知識”が1,000円~2,000円、高くても数千円ほどで買えるのは本当にお買い得です。

電子書籍であれば、紙の本より安く購入出来ることもありますし、場所もかさばらないのでオススメです。

普段本を読まない方も、ぜひ読書に挑戦してみてください。

読書はストレス解消にも非常に役立つのでオススメです。

関連記事:読書によってストレスレベルが68%も軽減する

2.英語を学ぶ

英語を身につけると、世界が広がります。

仕事で役に立つとか、これからはグローバリゼーションの時代だとか、そんな難しい話ではありません。

外国の映画やYouTuberの動画を見たり、洋楽を歌えるようになったり、海外の有名人のSNSをチェックしたり…英語を身につける事で、楽しめることが増えるのです。

英語は決して難しいものではありません。

確かに、学校の勉強のように文法や発音に拘っていたら大変です。しかし、有名人のツイートを見たり、Instagramで英語のハッシュタグを付けるくらいなら、基本的な単語を学ぶだけでも十分です。

筆者は中学生レベルの教材やYouTubeの動画、英単語帳で少し勉強しただけですが、それだけでも外国人のSNSが読めたり、ゲームなどで見かけた英単語の意味が分かったりして世界が広がりました。

完璧である必要はありません。カンタンな英単語を知っているだけでも世界が広がります。

学生さんの場合、学校の勉強も兼ねるので一石二鳥だと思います。

↑筆者が一時期よく見ていたYouTuber・バイリンガール氏の動画。

3.お金の知識を得る

お金について考え、金融リテラシー(お金に関する知識)を身につけましょう。

「サラ金と闇金の違い」「リボ払いの仕組み」「連帯保証人と保証人の違い」などなど…

あなたはこれらについて正しく理解していますか?

お金はうまく使わないと、必要以上に借金をしてしまったり、無駄な出費が増えたり、お得なチャンスを逃したりと、生活に大きな負担を発生させてしまいます。

YouTuberであり、作家でもあるクリス・ブッテ氏は、投資系YouTuberの動画を鵜呑みにして株式投資を行った結果、3300ドル(約48万円)を超える損失を出してしまったといいます。

参考にしたユーチューバーたちは自分よりはるかに裕福だったため、私は彼らの言うことは間違いないと思い込んでしまった。当時の私は、財務諸表や四半期決算、テクニカル分析やファンダメンタル分析とは何かなど、何も知らなかった。

こういうことを何も知らずに、数字やグラフで解説しているユーチューバーを見ると、魅了されてしまうのだ。ある株が過小評価されていて買い時だと彼らが断言すれば、私は疑わなかった。

当時の私は、株式市場について理解するのがそんなに簡単だったら億万長者がそこらじゅうにいるだろうということは考えもしなかった。市場は予測不能だということが周知の事実だということすら知らなかった。あまりに多くの人がピークを過ぎてから株を買うという、大きな間違いをしているということも知らなかった。

出典:投資系ユーチューバーを信じて40万円超の損失…教訓「YouTubeは娯楽と理解すべし」 | Business Insider

筆者もかつて、クレジットカードのリボ払いという、手数料が高額な支払い方法を利用してしまい、無駄に多額の手数料を支払ってしまった事があります。

そのようなミスを犯さないよう、若い方には早いうちから金融リテラシーを身につけて欲しいと思います。

また、ただ知識を身に付けるだけでなく、家計簿(お小遣い帳)をつけたり、ポイ活(ポイントを貯めてお得に使う)を始めたりなど、実際に手を動かしてお金の使い方を学びましょう。

4.字を上手くする

字が下手だと意外と困ります。

パソコンやスマートフォンで事足りる時代だからこそ、いざ手書きの時、その下手さが際立つ。

もし字を書く機会があるなら、丁寧に書く事を心がけてください。

デジタルデトックス (ネットやSNSから離れる生活)を兼ねて、ペン字のワークブックなどをやってみても良いと思います。

筆者は以下の練習帳で学びました。

5.マナーを身に着ける

マナーを学びましょう。

挨拶やお辞儀、メールの書き方などなど。覚えておくと絶対に役に立ちます。

絢香氏や平井堅氏など、著名なアーティストをプロデュースしてきた四角大輔氏は著書でこう述べています。

マナーの中には一見、馬鹿らしいと感じるものもあるかもしれない。だからといってそのまま無視していると、自分の知らないところで誰かを不快な気持ちにさせて、自分が損をしているかもしれない。作法がなっていないというだけで、ものすごく冷たく対応されるのが社会のつねだから。どんなに仕事ができる人でも、どんなに魅力的な人でも、「たった一回の無礼」だけで印象を台無しにしていることは多い。

古いマナーに縛られる大人は自由じゃない?そんなことはない。マナーの本質は、相手の立場に立って思いやりある振る舞いをすること。

マナーという〝型〟を身に付けてしまえば、必要以上に気を使わなくてもいいからよっぽど楽。それに自由に生きている人こそ、そのことをよく理解し、伝統的なマナーを身に付けているものだ。

100年以上大切にされてきた礼儀作法には、 人間関係がぎくしゃくしないための先人の知恵が凝縮されている。完璧で美しく、合理的なんだ。

いつ身に付けたとしても、早すぎることはないし、遅すぎることもない。

出典:自由であり続けるために 20代で捨てるべき50のこと

正しいマナーを知っていても、タメ口で人と接する事はできます。しかし、逆は出来ません。

もしマナーを身に付ける機会があれば、面倒に思わず、チャンスだと思ってマナーを身につけましょう。

正しいマナーが身に付いていれば、自分の好きな人や尊敬する人に出会うチャンスが訪れた時、堂々としている事ができるでしょう。

6.情報収集のコツを知る

インターネット、雑誌、新聞、本、動画…様々な方法で情報収集をしましょう。

お金がなくても、スマートフォン1つで様々な新聞や雑誌、ウェブサイトから情報収集する事ができます。

SNSやテレビで流れてくる情報をただ消費するだけでなく、自分から積極的に必要な情報を調べ、新しい知識を得ましょう。

筆者が個人的に好きで、特に専門知識が無くても読めるオススメのニュースサイトやニュースアプリは以下の3つです。

  • ライブドアニュース
    様々なジャンルのニュースを浅く広く知ることができる
  • GIGAZINE
    IT系の話題を中心に、海外メディアが報じた珍しいニュースを知る事ができる
  • X(Twitter)
    興味がある分野のニュースやメディアをフォローして、効率的に情報収集できる

もちろん、情報収集するのはニュース以外でも構いません。

英語やプログラミング、歴史や雑学など、自分が学びたい分野や興味がある分野について、自ら掘り下げて情報収集してみましょう。

新しい知識や能力を貪欲に求め、沢山のことを勉強しましょう。

7.悪い付き合いを止める

世の中には残念ながら、あまり関わるべきではない人もいます。

セクハラやパワハラをする大人、夜遊びをするクラスメイト、酷いイジメっ子、性格の悪い知人などなど…。

例え家族や友達であっても、自分を傷つけたり、苦しめたりするのであれば、勇気を持って距離を取ることも大切です。

無理矢理縁を切る必要はありません。無理して付き合う必要は無いという事です。

若い頃は不良に憧れる事もあるかもしれませんが、真面目な人と付き合いましょう。

筆者の元クラスメイトは、学生時代から不真面目だったのですが、大人になってからは事件を起こし全国ニュースになっていました。そのニュースを見た時は、「何年も前に縁が切れていて良かった」と思いました。

当時から親しくはなかったのですが、もしも付き合いがずっと続いていたら、今頃は自分も事件の加害者や被害者になっていたかもしれません…(´・ω・`)

8.失敗を経験する

10代の場合、失敗してもまだまだいくらでも挽回のチャンスがあります。

どれだけ大きな失敗をしても、最終的には親や先生がなんとかしてくれます。

「まだ子供だからしょうがない」

そんな言い訳が使えるうちに多くの失敗をしましょう。

失敗と言うとネガティブなイメージがつきまといますが、そんなことはありません。

失敗しても、そこから1つでも得られるものがあればそれは立派な「実験」「勉強」ですし、その後に成功すれば「良い経験」「過程」になります。

発明家のトーマス・エジソン氏は、白熱灯を発明した際、記者に「1万回も失敗したのですか?」と聞かれましたが、それに対しこう答えています

私は失敗したことは一度もない。1万通りのうまくいかない方法を発見したのだ。

失敗さえも成功捉えるとてもポジティブな回答です。

エジソン氏のメンタルを見習い、失敗を恐れず多くの挑戦や勉強をしましょう!

9.常識を捨てる

様々な文化や人、考え方に触れて、自分の常識を捨てましょう。

本を読み、世の中には様々な価値観がある事を知りましょう。

ニュースを見て、世の中に立派な大人なんてまずいないという事を知りましょう。

たくさんの仕事を知って、世の中には多様な生き方がある事を知りましょう。

1つの価値観や常識しか持っていないと、非常時に対応できない、他人と分かりあえない、自分と異なる人を差別する、新しい知識を得る機会を失うなどなど、多くの点で人生の幅が狭まってしまいます。

学校に通うだけの日々では、世界が広い事、世の中に様々な価値や常識がある事に気付けません。

今はインターネットのお陰で、手元のスマートフォンだけで多くの事を学んだり調べたりすることができます。

疑問に思った事や知らない事はすぐにその場で調べましょう。それを繰り返していくうちに、多くの知識を得て、自分の常識をアップデートすることができます。

いろんな価値観や生き方がある…人の数だけ常識がある。それを頭の片隅に置いておくだけで、狭い世界にいても希望を持って生きていくことができます。

10.青春はなくていい

熱血運動部で燃えなくても、可愛い彼女とイチャつかなくても、成績がパッとしなくても良いのです。

むしろそれが普通です。隣の芝生は青くないのです。

近年はInstagramやTikTokなどのSNSで、他人のきらびやかな生活が延々と流れてきます。しかし、そんなフィルターがかかった”青春”に惑わされる必要はありません。

むしろ、SNSで映し出される世界に没頭してしまうのは心身に毒です。

SNSやメディアの”演出された青春”に囚われず、マイペースに、日々を懸命に生きてください。

関連記事:Instagramは人々(特に若い女性)のメンタルに悪影響を与える

11.やりたいことを見つける

目標や将来の夢があることはとても良いことです。

しかし、夢や目標、やりたいことや好きなことが見つからず悩んでいる方も多いのではないでしょうか?

20代や30代になっても、何の生きがいもなくフラフラ生きている人は大勢いますし、それはそれで構わないのですが、それでも何とか「人生の目標」を見つけたいという方もいるでしょう。

そんな方には、起業家である堀江貴文氏の意見が参考になります。

やりたいことがない。就きたい仕事が見当たらない。はたして、その人はほんとうに「やりたいことがない」のだろうか?僕はこんなふうにたずねる。

「きみ、好きな女優さんはいる?」

「ええっ?まあ……新垣結衣さんとか」

「なるほど、ガッキーが好きなのね。じゃあさ、ガッキーと会ってみたいと思わない?」

「それは、会いたいです」

「じゃあ、どうやったら会えるようになるだろう?たとえばガッキーと共演できるような俳優さんになるとか、ガッキー主演の映画を撮る監督さんになるとか、テレビ局で働くとか、いろんな道があるよね。それができたら幸せだと思うでしょ?」

「え、ええ。でも僕にはとても……」

「ほら、きみだって『やりたいことがない』わけじゃないんだ。問題は『できっこない』と決めつけて、自分の可能性にフタをしていることなんだよ。別に俳優さんになれとは言わないけど、ちょっと意識を変えてみたらどうかな?」

なるべく話をわかりやすくするため、好きなタレントさんなどを糸口に話すことが多いのだが、言いたいことは伝わるだろう。

海外の旅番組を見ていて、フランスの田園風景が映る。こんなところに住めたら最高だなあ」と思う。英語に堪能な人を見て、羨ましく思う。自分と同年代のベンチャー起業家に刺激を受ける。

……それでも、これといったアクションを起こさないのは、なぜか?理由はひとつしかない。

最初っから「できっこない」とあきらめているからだ。

(中略)

「できっこない」という心のフタさえ外してしまえば、「やりたいこと」なんて湯水のようにあふれ出てくるのだ。

出典:ゼロ―――なにもない自分に小さなイチを足していく

そう、無理して自分探しなんてしなくても良いのです。

夢や目標はもっと気楽に決めていいのです。

難しく考えるのではなく、自分の心や欲望に素直に考えてみる事が大事だという事です。

小さなことでも、大きなことでも、自分の気持ちに素直に考え、”やりたいこと”を目指しましょう。

12.行動する

とにかく行動しましょう。

夢を見たり、目標を掲げるだけでなく、とにかく手を動かしましょう。

何事も行動しなければ、現実は何も変わりません。

TwitterやAmazon、Googleへの投資で知られるベンチャー投資家のジョン・ドーア氏はこう語っています。

誰が何を知っているのか、どういった知識を持っているのか、というのは問題ではありません。知識は二次的なものであり、何を実行したかこそが重要です

出典:GIGAZINE

とにかく大切なのは行動することです。

行動しなければ何も変わりません。

どのように行動すればいいか分からないときは、自分の”理想像”を思い浮かべて、その行動を真似すると良いでしょう。

何をやったらいいか分からないときも、こうありたいという理想像はあるはずです。従業員として望まれるビジネスパーソンに育っていくために「あたかもそうであるように」という行動をしていくことは有益であり、「もしも自分がそうなりたいと望む人物だったらどんな決断をし、毎日の計画を組み立て、そしてゴールを達成するだろうか?」というように考え、その行動を真似るべきです。

出典:若い頃に知っていれば良かったのにと感じるとても大切な20のこと – GIGAZINE

まとめ

あなたの人生はあなたのものです。

様々な誘惑や絶望に襲われることもあると思います。

それでも夢や目標、そして自分自身を大切に、この世界を生き抜いてください。