クレジットカードと暗証番号があれば、誰でもそのカードを使って買い物をすることができてしまいます。
なので、暗証番号は絶対に他人に知られないようにしましょう。
もし、暗証番号が他人に知られてしまうと、自分のクレジットカードを使って他人に悪用される危険性があります。
そうした事態を防ぐ為、この記事では他者に推測されにくいオススメの暗証番号の決め方や、逆に絶対に使用してはいけない番号について解説します。
絶対に設定してはいけない暗証番号
クレジットカードの暗証番号を設定する際は、絶対に他人に推測されないものを設定しましょう。
暗証番号がシンプルだと、盗難された際などに悪用されるリスクが上がってしまいます。
特に設定すべきでない暗証番号は以下の4つです。
1. 同番・連番
「0000」や「1234」など、同番や連番(ゾロ目や連続した数字)を設定するのはやめましょう。
非常に推測しやすい番号で危険です。
2. 自分の個人情報
自分の誕生日や住所、電話番号などの数字を引用して暗証番号を設定するのは非常に危険です。
例:12月30日生まれ→暗証番号「1230」
誕生日や電話番号は他人が推測しやすいので、クレジットカードを盗まれた際に不正利用される危険性が増えてしまいます。
特に住所や誕生日、電話番号は免許証や保険証、名刺等に記載されている可能性があります。
そのため、個人情報を暗証番号に設定したクレジットカードと身分証明証等を一緒に持ち歩くことは、クレジットカードと暗証番号が書かれた紙を一緒に持ち歩くのと同じくらい危険です。
クレジットカードと免許証を財布ごと盗まれた場合、容易に不正利用されてしまいます。
3. 車のナンバーや部屋番号
車のナンバーやマンションの部屋番号なども推測されやすく危険な番号です。
誕生日などの個人情報と同様に、利用しないようにしましょう。
4.他で利用している暗証番号
複雑な暗証番号でも使い回していると危険です。
他のクレジットカードやキャッシュカード、スマホなどですでに利用している暗証番号を利用するのはやめましょう。
危険な暗証番号は設定できないことも
ちなみに、クレジットカード会社によっては、最初から危険度が高い暗証番号は設定できないようになっています。
例えば三井住友カードでは以下のように決められています。
「生年月日」や「電話番号(自宅・携帯)」、およびその組み合わせ、また、「0000」~「9999」の4桁の同一番号などの数字は指定禁止番号とさせていただいております。
指定禁止番号をご指定の場合には、別途ご連絡を差し上げております。
オススメの暗証番号の決め方
クレジットカードの暗証番号は他人に推測されない複雑なものにしなければいけません。
しかし、自分でも番号を覚えられないようでは本末転倒です。また、覚えられないからといって、暗証番号を紙などに書いて保存するのはあまり好ましくありません。
暗証番号は自分の頭で覚えられるものがベストです。そこで、覚えやすく、それでいて他人に推測されづらい暗証番号の決め方を紹介します。
無関係の人間の誕生日
元恋人の誕生日や好きな芸能人の誕生日など、自分とは直接関係ない人物の誕生日であれば、推測しづらく、それでいて覚えやすいのでオススメです。
筆者は昔、好きなアイドルの誕生日を設定していたことがあります。
配偶者や子供・親の誕生日も悪くありません。ただ、身内の誕生日は身内自身など近しい人には推測されやすいので注意です(もっとも、大抵の場合身内のことは信用できるので大丈夫だと思いますが…)。
他人の電話番号
友達や好きなお店の電話番号など、自分と直接関係のない人間の電話番号を設定するのもオススメです。
誕生日同様、好きな人や近しい人の個人情報から暗証番号を決めるのは、自分は覚えやすく他人は推測しづらいので良い決め方と言えます。
無関係の年号(西暦)
西暦(2021年など)は4桁の暗証番号に設定するのにピッタリです。
例えばオランダが好きなら「1648」(オランダが神聖ローマ帝国から独立した年)や歴史が好きなら「1603」(江戸幕府が創設した年)など。
ただし、年によっては連番になるので注意しましょう。4桁全てが違う数字が理想です。
まとめ
クレジットカードの暗証番号はとても重要な情報です。
電話番号や誕生日など、他人が推測しやすい暗証番号に設定しておくことは非常に危険です。
クレジットカードの暗証番号が推測されやすいものだと、不正利用のリスクが上がりますし、カードが不正利用された際にカード会社の補償が適用されない場合があります。
不正利用から身を守るためにもクレジットカードの暗証番号は他者に推測されづらいものを設定しましょう。
現在、他人に推測されやすい暗証番号を使っている方は、今すぐ暗証番号を変更することを強くオススメします。