DropboxやGoogle Driveなど、クラウドストレージを利用している方は非常に多いと思います。
クラウドストレージは何かと便利ですが、セキュリティやプライバシー保護の面で不安ではありませんか?
そんな方の為に、この記事では、機密文書やプライベートな写真など、他人に見られたくないデータを安心して保存できるクラウドストレージを2つ紹介します。
関連記事:エンドツーエンド暗号化が利用できるクラウドストレージとは?
クラウドストレージにおける検閲とその対策
DropboxやGoogle Drive、OneDriveなど、有名なクラウドストレージは提供している企業が保存しているデータを検閲しています。
利用規約に反するデータを保存していてアカウントが凍結されるなら自業自得ですが、問題のないファイルが誤判定で削除されたり、それが原因でアカウントが凍結したら最悪ですよね。
関連記事:Google Driveは検閲されている!勘違いでアカウント凍結のリスクも!
また、仕事でクラウドストレージを使う場合、大切な資料やお客様のデータを第三者であるクラウドストレージの運営会社に監視されていいのか?という問題もあります。
クラウドストレージを利用したいが、運営会社による検閲は避けたい…そんなプライバシー重視の方にオススメなのが、「エンドツーエンド暗号化に対応したクラウドストレージ」です。
カンタンな言葉でいうと、自分が閲覧するとき以外はデータが常に暗号化されており、パスワードを知っている自分以外は誰も(運営会社でさえも)保存しているデータの内容を確認できないクラウドストレージという事です。
安全なクラウドストレージとは?
以下で紹介するクラウドストレージは、2つとも無料でエンドツーエンドの暗号化(E2EE)に対応したクラウドストレージです。
Sync
Sync(シンク)はカナダの企業が運営するセキュリティ重視のクラウドストレージです。
無料プランでも5GBのストレージを利用でき、5台まで同期できるのでとても便利です。
メールアドレスだけで誰でも気軽にアカウントを作成できるのもオススメのポイントです。
ただし、日本語に対応しておらず、アプリや管理画面、ウェブサイト等は全て英語になります。
筆者はSyncを愛用しており、プライベートな写真や書類はSyncに保存しています。
公式サイト:Sync
iCloud Drive
Apple製品を使っている方にはお馴染みのiCloud Driveです。
iCloudはiPhoneやiPadでおなじみAppleが提供しているので、他のクラウドストレージと比べても有名で信頼性もピカイチです。
iCloud Driveはデフォルトだと保存している内容を検閲しています。
ですが、「高度なデータ保護」という機能を有効にすれば、iCloud DriveやiCloud バックアップなど、iCloud上に保存しているほとんどのデータを、常にエンドツーエンドで暗号化する事ができます。
「高度なデータ保護」はオプションですが、無料で利用できます。
iCloud DriveはiPhoneやMacとシームレスに統合されており、無料でも5GBのストレージを利用できるので、Appleユーザーにはおすすめです。
逆に、Androidには対応していないので、PixelやGalaxyなどAndroidをメインで使うユーザーにはオススメできません。
公式サイト:iCloud Drive – Apple
まとめ
筆者はiPhoneの自動バックアップにiCloud Driveを、プライベートな写真や書類の管理にSyncを利用しています。
Syncはメールアドレスとパスワードを登録するだけで非常にカンタンに登録でき、かつ無料でカンタンに利用できるので気に入っています。Windows、Mac、iPhone、Androidと主要なOSで利用できるのが良いですね。
詳細なメリット・デメリットはこちらの記事で解説しています。
参考:Syncとは?世界最強のセキュリティを誇るクラウドストレージ
どちらのクラウドストレージも登録するだけなら無料なので、気になるクラウドストレージがあった方は、まずは無料登録して使い勝手を試してみると良いでしょう。