iCloud+とは?料金やサービス内容を解説

iCloudのサブスクである「iCloud+」で使えるサービスや機能について紹介します。

iCloud+とは

iCloud+とは、月額課金制(サブスク)のサービスです。

課金すると、様々なサービスが利用可能になるほか、iCloud Driveのストレージ容量が追加されます。

iCloud+にアップグレードすると、あなたにぴったりのストレージを選べるだけでなく、あなたのすべてのデバイスがより一層連係して一段とパワフルな体験ができるようになります。すでに愛用しているiCloudの全機能に加えて、ネットサーフィンやEメールのための進化したプライバシー保護機能が使えるようになり、HomeKitセキュアビデオへの対応も強化されます。

出典:iCloud – Apple(日本)

プランと料金

iCloud+は月額課金です(いわゆるサブスク)。

プラン(料金)は以下の通りです。

料金(月額) 150円 450円 1,500円 4,500円 9,900円
ストレージ容量 50GB 200GB 2TB 6TB 12TB
HomeKit セキュアビデオ 1台 最大5台 無制限

出典:iCloud+ – Apple(日本)

筆者は一番下のプランを利用しています。月額わずか150円で利用できるので手頃で良いです。

ちなみに、当初は50GB、200GB、2TBの3つのプランしかありませんでしたが、2023年9月に6TBと12TBの新プランが追加されました。また、2024年11月に値上げされました

Apple Oneでも利用できる

iCloud+は、Appleのサブスクセット(バンドル)である「Apple One」にも含まれています。

その為、Apple Music等に課金している方は、こちらに登録した方がお得かもしれません。

Apple Oneの料金は以下の通りです。

プラン ストレージ容量 価格
個人 50GB 月額¥1,200(税込)
ファミリー 200GB 月額¥1,980(税込)

iCloud+で使えるサービス

iCloud+に課金すると、通常のiCloudにはない以下のサービスが利用できるようになります。

  • メールを非公開
  • カスタムメールドメイン
  • HomeKitセキュアビデオ
  • プライベートリレー

それぞれ説明します。

メールを非公開に

「メールを非公開」は、独自のランダムなEメールアドレスを生成して、あなた個人の受信ボックスに転送する機能です。本物のEメールアドレスを共有せずにEメールを送受信できます。

Apple公式の説明がわかりやすいですね。

自分のメールアドレスを明かすことなく、メールを受信でき、不要になったらメールアドレスごと気軽に削除出来るので、メルマガの登録など「スパムだったら面倒だな」「解約が大変そうだな」という時に使えます。

独自のランダムなメールアドレスはAppleのアプリ「メール」で管理できる上、どのようなアプリやサイトでも使えるので使い勝手が良さそうです。

メールアドレスを独自ドメインに

iCloudのメールアドレスに独自ドメインを設定することができるようになります(カスタムドメイン)。

独自のドメイン名を使って、iCloudメールアドレスをあなたらしくすることができます。家族のみんなにも、それぞれのiCloudメールアカウントでそのドメインを使うように招待できます。

iCloudでは通常、「@icloud.com」というドメインのメールアドレスを利用することができます。これを自身が持っているドメインに変更できるということです。

例えば、筆者は「zinsoku.com」というドメインを持っているので、iCloud+に登録すれば、「example@icloud.com」を「example@zinsoku.com」に変更できるということです。

HomeKitセキュアビデオ

iCloud+では、HomeKitセキュアビデオ(防犯カメラ)をアプリ「ホーム」に追加することができます。

「ホーム」に追加できるHomeKitセキュアビデオカメラの台数は、iCloud+のプランによって異なります。

  • 50 GBプラン:1台のカメラ。
  • 200 GBプラン:最大5台のカメラ
  • 2 TB~12TBプラン:台数制限なし

さらに動画のデータをiCloudに保存しても、ストレージ容量を消費しません。

HomeKitセキュアビデオを使用すると、家庭用防犯カメラをホームAppに追加して映像を録画し、どこからでも見ることができます。映像はすべてエンドツーエンドで暗号化され、iCloudのストレージ使用量にカウントされることもありません。

出典:HomeKitセキュアビデオにより、防犯カメラの映像を暗号化してiCloudに保存する – Apple サポート

プライベートリレー

プライベートリレーは、Safariでウェブサイトを閲覧する際、すべての通信を暗号化し、2つのサーバーを経由してサイトにアクセスすることで、ウェブサイト側に自身の個人情報を知られないようにする機能です。

Appleの公式サイトでは以下のように説明されています。

iCloud Private Relayは、ほぼすべてのネットワークに接続し、よりしっかりプライバシーを守りながらSafariを見られるようにします。あなたのデバイスから発信されるトラフィックを確実に暗号化するので、誰も傍受したり、読み取ることはできません。そして、あなたのリクエストはすべて、2つの異なるインターネットリレーを使って送信されます。つまり、Appleも含め、誰もあなたのIPアドレス、位置情報、閲覧履歴から詳細なプロフィールを作ることはできません。

出典:iOS 15 – 特長 – Apple(日本)

詳細:AppleのiCloudプライベートリレーとは?料金やデメリットについて解説

まとめ

iCloud+は使い勝手やセキュリティ(プライバシー)を向上させる非常に良いサービスです。

筆者もプライベートリレーを使うために課金しています。

月額わずか150円から利用できるので、負担も少なくオススメです。

参考