X(Twitter)で利用できる対話型チャットAI「Grok(グロック)」について、特徴や使い方などを解説します。
Grokとは?
Grokとは、イーロン・マスク氏が起業したxAI(現SpaceXAI)が開発している対話型のAIです。
読み方は「グロック」です。
OpenAIのChatGPTや、GoogleのGeminiのように、自然な言葉で会話するように利用できます。
ユーモアやウィットに富んだ応答が特徴で、Xは「ひねりのきいたユーモアとやや型破りな性格が魅力のAI検索アシスタント」と呼んでいます。
Xで利用できる、ひねりのきいたユーモアと少々型破りな性格が魅力のAIアシスタント、Grokの世界へようこそ。Xユーザーは、Xのさまざまな機能を強化するGrokを使用して、分からないことを質問して回答を得たり、その他のタスクを実行したりできます。Grokは、楽しい回答でユーザーを楽しませながら、タスクをサポートします。
ちなみに、「Grok」とはSF小説「異星の客」に登場する架空の火星語で、「理解する、認識する」という意味の言葉です。
関連記事:Grokってどういう意味?名前の由来は?
Grokの料金
Grokは誰でも無料で利用できます。
ただし、無料版には生成できる画像の枚数等に制限があります。
Xのサブスクである「X Premium」やGrokのサブスクである「SuperGrok」に加入することで制限が緩和されます。
有料版:SuperGrok
Grokには有料のサブスクリプションである「SuperGrok」も用意されています。
料金プランには「SuperGrok Lite」「SuperGrok」「SuperGrok Plus」「SuperGrok Heavy」の4種類があります。
| プラン | Lite | 無印 | Plus | Heavy |
|---|---|---|---|---|
| 月額 | 10ドル | 30ドル | 100ドル | 300ドル |
| 年額 | 100ドル | 300ドル | 1,000ドル | 3,000ドル |
課金すると機能制限・利用制限が緩和されます。
Grokの特徴
GrokにはChatGPTやGeminiなど、他のAIチャットにはない特徴があります。
Xと統合されている
GrokはSNSであるX(旧Twitter)と統合されています。
Grokのアカウントを持っていない人でも、Xのウェブサイトやアプリから誰でも無料でGrokを利用することができます。
各チャットには会話をXでシェアできるボタン(お皿から上に矢印が向かっているようなアイコン)も付いています。

シェアボタンを押すと、このようなメッセージが表示され、Grokとの会話を公開して他者と共有できます。
Xの情報に強い
GrokはX上の情報や投稿をリアルタイムで参照することができる点が大きな特徴です。
イーロン・マスク氏も「Xのプラットフォームを通じてリアルタイムで情報にアクセスできるのが他の(AI)モデルと比べて大きな利点だ」と述べています。
筆者は、「過去にXでバズった○○のポストを探して」と入力し、うろ覚えのまま探せずにいた過去のポストをGrokに見つけてもらったことがあります。
答えにくい質問にも答えてくれる
Grokは、他の主要な生成AIと比べて回答の自由度が比較的高いことも特徴です。
回答に対する制限が比較的緩く、他のAIでは回答を拒否されるような話題にも回答する場合があります。
イーロン・マスク氏は「検閲なしで、率直な回答をするAI」を開発するという目標を掲げており、Grokの自由度の高さはそうした同氏の姿勢がよく表れています。
関連記事:Grokは何でも回答してくれる?特徴と注意点を解説
Grokの使い方
GrokはX(Twitter)のウェブサイトやアプリから使用できます。
アプリの場合は画面下中央にあるGrokのアイコンをタップ、パソコンの場合はサイドバーの「Grok」をクリックしてGrokのページ(x.com/i/grok)を開きましょう。
また、Grokには独立したウェブサイトやアプリも用意されています。
iPhone向けアプリは会員登録やログインをしなくても利用できるので、Xのアカウントを持っていない方でも利用可能です。
一方、Android版アプリはログイン必須です。Xのアカウントを利用してログインするか、新規にGrokのアカウントを作成しましょう。
文章を返してもらうだけでなく、画像の生成やプログラムのコードを書いてもらうことも可能です。
Xで使える「Ask Grok」
Xでは「Ask Grok」と呼ばれる機能が利用できます。
これは、ポストに「@Grok」を付けて投稿すると、Grokの公式アカウント(@Grok)が返信をしてくれる機能です。
こちらの機能は、かつては無料で提供されていましたが、Xの有料プランである「X Premium」の加入者のみが利用できます(2026年8月20日現在)。
Ask Grokは現在、PremiumおよびPremium+会員限定でご利用いただけます。機能をアンロックするにはご登録ください: https://t.co/rJ1Z7CMMJq
— Grok (@grok) 2026年3月12日
無料時代は対象の投稿に対するリプライ(返信)で「@grok ファクトチェック」とポストし、ポストの内容が正しいかGrokにファクトチェックさせるなんていう使い方もよく見かけましたが、有料化されて見かけなくなりましたね…
まとめ
Grokは、Xと強く統合されていることが特徴の生成AIです。
Xで話題になっている情報を調べたり、過去のポストを探したりしたい場合には、特に便利です。
一方で、文章作成や質問への回答、画像生成など、一般的なAIチャットとしても利用できます。
特にXを普段から利用している人にとっては、最も手軽に試せる生成AIの一つでしょう。