クラウドストレージの検閲とは?預けたデータは監視されているのか?

クラウドストレージ(オンラインストレージ)に保存したデータは、提供している事業者に見られているのか?

クラウドストレージは「無差別に中身を見られている」わけではありません。

しかし、多くのサービスでは利用規約に基づき、違法コンテンツや規約違反ファイルが検出・削除される可能性があります。

実際に、Google DriveやOneDriveなどのクラウドストレージは、アップロードしたデータが誤って「違法」「利用規約違反」と判定され、アカウントが利用停止になるといったトラブルが報告されています。

程度はサービスによって様々ですが、多くのクラウドストレージは提供している事業者によって一定の自動検出や監視が行われているのです。

実際に人間が目視で預けているファイルを確認するケースは稀ですが、基本的にユーザーは預けているファイルがクラウドストレージを提供している企業に筒抜けになっていると考えた方が良いでしょう。

クリエイターの方々にもアカウントBANの憂き目に遭った方や、それを懸念してGoogle ドライブを使用しない方がいます。

Googleはもちろん、クリエイター向けにビジネスを展開しているAdobeでさえコンテンツ(それもイラスト)を監視し、アカウントを停止するんですね。

対策はエンドツーエンド暗号化に対応したサービス

こうしたクラウドストレージ事業者による監視や検閲を避け、アカウントやプライバシーを守りたい方にオススメなのが、エンドツーエンド暗号化(E2EE)に対応したクラウドストレージです。

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E2EEに対応していれば、運営側でさえユーザーが預けているデータを閲覧することができません。機械的なスキャンなども不可能です。

ライトノベル「ノーゲーム・ノーライフ」の作者である榎宮祐氏は、GoogleのアカウントBANを避けるために、エンドツーエンド暗号化に対応したクラウドストレージ(Proton Drive)を使用しているとXで述べています。

ただし、E2EEに対応しているサービスでも、ファイルサイズや更新時刻など、メタデータは事業者に見えている場合があるので注意しましょう。

オススメのクラウドストレージ

E2EEに対応しているクラウドストレージの中で、筆者のオススメは以下の3つです。

  • Sync
  • NordLocker
  • iCloud Drive

3つ目のiCloud Driveは検閲の不安があるクラウドストレージですが、設定から「高度なデータ保護」という機能を有効にすれば、E2EEが有効になり、検閲やデータ流出の不安を抑えられます。

また、Proton Mailでお馴染みのProtonが2021年から提供している「Proton Drive」や、暗号化は別途オプションに課金する必要がありますが、買い切りプランが用意されている「pCloud」なども評判が良いです。

筆者は特にSyncを愛用しています。

関連記事:Syncとは?世界最強のセキュリティを誇るクラウドストレージ

無料プランでも5GBのストレージを利用でき、同期台数も5台までと個人利用なら十分な数なので、セキュリティ面を抜きにしても非常に優秀なクラウドストレージです。

まとめ

クラウドストレージは利用規約違反や法令違反を防ぐため、クラウドストレージの中身をスキャンし、検閲しています。

日本において合法なデータもアウトと見做されたり、規約や法令には触れないコンテンツが誤判定でアウトになる場合もあります。

そうなれば、最悪の場合、アカウントごとBANされてしまいます。Google アカウントのように様々なサービスと紐づいているアカウントが停止されると、生活に大きな支障が出てしまいますよね。

プライバシー保護やデータの保全、そしてアカウント維持のためにも、クラウドストレージを使う際は規約や検閲の実施についてよく確認してから使いましょう。