紙ゴミを捨てる際、ホッチキスの針(芯)は外さなくてもOKです。
“ホッチキス針は古紙の再生紙工程で支障ありません”
紙は資源ゴミとして捨てると、リサイクルされ再生紙になります(※資源ゴミは紙や布などリサイクルできるゴミを指します)。
再生紙を製造する過程には、ホッチキス針を始めとする異物を除去する工程があるため、紙はホッチキス針を取らずに資源ゴミとして捨てても問題ありません。
国産初の小型ホッチキスを発売したマックス株式会社は、ホッチキス針の箱に「ホッチキス針は古紙の再生紙工程で支障ありません」と明記しています。
マックス株式会社によると、この文言は2001年9月1日出荷分から記載されているそうです。
それでも針は出来る限り外した方が良い?
マックス社のパッケージに書かれている通り、紙ゴミを捨てる際にホッチキス針を外す必要はありません。
しかし、製紙会社によると、「できる限り外してくれるとありがたい」との事です。
再生紙を製造している王子製紙と日本製紙に聞いたところ、「再生紙を製造する過程で除去する工程があるので、そのままでも問題ありません。しかし、できる限り外していただいた方がありがたいです」との回答でした。
また、資源ゴミではなく、燃えるゴミとして出す際も外す必要があります。
ホッチキスの針を外さずに書類などを捨ててもいいのかを聞いてみたところ、「溶解処理をする場合はそのままで問題ありません。ですが、焼却処理をする場合は外してください」とのこと。
なるほど! と、いうことは、古紙回収に出してリサイクルしてもらう場合はそのままでOK。燃えるゴミに出す場合は外して分別しなきゃダメってことネ!
出典:Pouch[ポーチ]
まとめ
ホッチキス針を紙ゴミから外すために、時間をかけていた方は少なくないと思います。
実際、筆者は紙ゴミを捨てる際にホッチキス針をわざわざ外して捨てていました。まさか外さなくても良かったとは…(´・ω・`)
もっとも、製紙会社としては外してくれた方がいいとの事なので、外す行為が無駄という訳では無いですけどね。