TwitterがXに変わって混乱していませんか?
X以外のSNSを使いたい、脱Xしたい…
そんな方のために、X(Twitter)の代わりになるアプリやサイト、SNSを紹介します。
Threads
Threads(スレッズ)はInstagramが提供するテキスト中心のSNSです。
Instagramと連携したサービスで、利用にはInstagramのアカウントが必要です。
ユーザーはInstagramでフォローしているアカウントをそのまま引き継ぐことができ、ユーザー名も変わりません。逆に、Threads単体でアカウントを作る事はできません。
シンプルで分かりやすく、既に日本語対応もされているので使いやすいです。シンプルなInstagram版Twitterという感じですね。
ユーザー数はXに劣りますが着実に増加しており、2025年7月下旬時点で月間アクティブユーザー数は4億人を超えたとのことです。
筆者の感想
X(Twitter)と比べると、盛り上がりに欠けていますが、だからこそ穏やかな環境でマイペースに投稿をしたいという方にはオススメです。
Instagramでは難しかったXのような近況報告がカンタンにできます。
芸能人や各ブランドにもThreadsを活用している方がいますし、運営がInstagramだけあって、インフラ(アプリの安定感など)もとても良いです。
しかし、個人的には下らない内容のポストが非常に多い印象…フォローしているアカウントにもよるのでしょうが…
Tumblr
Tumblr(タンブラー)はテキストや写真、動画などの投稿に重点を置いたマイクロブログです。
フォローやいいね機能など、SNSの一面も取り入れられています。画像やイラストの投稿・閲覧に最適です。
ちなみに、一時期アダルトコンテンツの投稿が厳しく制限されましたが、2022年になって再び緩和されました。
公式サイト:Tumblr
筆者の感想
悪くは無いのですが、X(Twitter)と比べると使いづらいです。
著名人や有名ブランドで使っている方も皆無で、活気もありません(アカウント自体はあっても、更新していないというケースが多い)。
逆に言えば、X(Twitter)のような”騒がしい場所”から離れたい方には良いかもしれません。
Bluesky
BlueskyはTwitter(現X)によく似たSNSです。
Twitterの創業者であるジャック・ドーシー氏が立ち上げたプロジェクトです(現在は関わっていません)。元々はTwitterの社内プロジェクトでしたが、現在では独立しています。
基本的には「機能に乏しいTwitter」といった感じなのですが、ユーザー名(@から始まるユーザー固有の文字列)に独自ドメインを設定することで本人認証ができるなど、Twitterには無い斬新な機能も備えています。
また、認証済みアカウントを示す「青色のチェックマーク」は、XやTumblrと違い、運営が検証したアカウントだけに付与されます。昔のTwitterと一緒ですね。
BlueskyがTwitterと最も違う点は、マストドンやMisskey(ミスキー)と同じ分散型SNSだということです。
Twitter/Xを離れたリベラル左派のユーザーが多く、エコーチェンバー(特定の意見や思想が増幅する排他的な言論空間)が起きていると評されています。
また、アクティブなユーザーは減少しており、”環境”も以前より悪くなっていると言います。
- Bluesky(公式サイト)
- Bluesky(SNS)
- App Store
- Google Play
筆者の感想
シンプルで使いやすくとても良いSNSです。ただ、ユーザー数が少なく盛り上がりに欠けます。
機能的にも盛り上がり的にも劣化版Twitterという感じです。
ただ、ユーザーが少ないという事は、それだけ静かだという事なので、Xの喧騒から離れたい方には良いかもしれません。
LINE VOOM
LINE VOOM(ライン ブーム)は動画や写真・テキストを投稿できるプラットフォームです。
かつてはテキストで近況をシェアする「タイムライン」という機能でしたが、2021年11月に「LINE VOOM」にリニューアルされました。
LINEアプリに最初から備わっているので、LINEを使っている方ならすぐに始められます。
全体公開だけでなく、リストに登録した人や自分だけに公開するなど公開範囲が選べるのが特徴です。
ちなみに、LINEに登録している「友だち」とLINE VOOMの「フォロー」は、連携はしていますが別物です。
公式サイト:LINE VOOM |LINEみんなの使い方ガイド
筆者の感想
LINEのタイムラインは、友人知人に近況を知ってもらうだけなら十分なサービスで、筆者も一時利用していましたが、LINE VOOMにリニューアルし、ショート動画中心のサービスになってからは使いづらくなりました…
Z世代に特化したクイックリサーチサービス「サークルアップ」の調査によれば、LINE VOOMを利用している大学生はわずか4%となっています。
とはいえ、新しいアカウントを作成する必要もなく、LINEアプリからすぐにチェックできるので、興味がある方は一度チェックしてみると良いでしょう。
まとめ
どのサービスも一長一短ありますが、総合的に見るとInstagramが運用しているThreadsが良いのでは?と思います。
Instagramのデータを引き継ぐので、既にInstagramで友達と繋がったり、著名人をフォローしている方は、その関係性を元に始める事ができます。
シンプルですし、日本語にも対応しています。
Xからの完全移住は無理?
身も蓋もない話ですが、Xより良いサービスがあるのなら、既にみんな”それ”を利用しているはずです。
未だにXが多くの方に利用されているのは、Xだけの魅力やコミュニティがあるという事です。
なので、多くの方はXからの完全移住は(現状は)難しいと思うので、うまくXと付き合うしかないと思います。
筆者も、この記事で紹介したような他者サービスを試し、Xへの依存度を下げていますが、結局はXを一番利用してしまっています。