X(Twitter)では休眠アカウント(長期間利用していないアカウント)は運営によって完全に削除されてしまう可能性があります。
Xのヘルプページには以下のように記載されています。
アカウントの作成後は、積極的にログインしてXをご利用ください。アカウントをアクティブな状態に保つには、少なくとも6か月ごとにログインするようにしてください。アクティブでない期間が長期にわたると、アカウントが恒久的に削除される場合があります。
さらに、英語版のヘルプページには、6ヶ月ではなく30日ごとにログインするよう記載されています。
Xの会長であるイーロン・マスク氏は、2023年5月9日に「数年間まったく活動していないアカウントを削除しているため、フォロワー数が減少する可能性があります。」とポストしている事から、少なくとも一度このルールに則りアカウントが削除された事が分かります。
We’re purging accounts that have had no activity at all for several years, so you will probably see follower count drop
— Elon Musk (@elonmusk) 2023年5月8日
ちなみに、休眠アカウントを削除する計画はイーロン・マスク氏がTwitterを買収する前にもありました。
しかし、故人のアカウントが消えてしまう懸念があった事から、2019年の11月28日に計画を撤回しました。
Twitterはメディアに対し、この取り組みの目的は、更新したプライバシーポリシーに全ユーザーに同意してもらうことだと説明した。また、休眠アカウントを削除することにより、フォロワー数に関する信頼性が向上するとも説明した。削除プロセスは、数カ月にわたって実施するとしている。
なお、取得されたまま休眠しているユーザー名を解放して他のユーザーが使えるようにするためではないともTwitterは説明した。
出典:Twitter、休眠アカウント削除へ 対象アカウントに12月11日までにログインするよう警告 – ITmedia NEWS
休眠アカウントのユーザー名が解放される?
Xがアクティブではないユーザー名(@から始まる文字列)を解放し、1件5万ドル(約750万円)で販売しようとしていることが2023年11月4日ごろに明らかになりました。
すでに、販売の打診を受けたユーザーが出ているとのことです。
さらに2025年4月4日にも、認証済み組織(プレミアムサブスクリプションサービスに登録している企業や政府機関)に向けて、ユーザー名をオークション形式で販売する計画が報じられています。
アプリ研究者のNima Owji氏によれば、オークションの開始価格は1万ドル(約146万円)からで、50万ドル(約7300万円)を超えることもあるとのことです。また、複数購入の場合は割引もあるとのこと。
まとめ
休眠アカウントが削除されれば、短くて意味のある貴重なユーザー名が解放され、再び取得できるようになります。
また、放置されているアカウントが個人情報ごと削除される事で、安全性も向上されます。
解放されたユーザー名は販売する計画のようですが、著名なブランドや機関がそれに見合ったユーザー名を入手できるなら、他のユーザーにとっても検索等をする際に使い勝手がよくなりそうですよね。