クレジットカードなどの金融商品に関する情報サイト「LendEDU」から、世界で最もステータスが高いクレジットカードを紹介します。
注意:紹介するクレジットカードはタイトルの通り「世界」を対象にしています。日本では入手できないクレジットカードもあります。
目次(カードのリスト)
- センチュリオン・カード
- JPモルガン・リザーブ・カード
- Stratus White Card
- Citi Chairman Card
- ドバイ・ファースト・ロイヤル・カード
- Mastercard Gold Card
- Chase Sapphire Reserve
*クリックすると、そのクレジットカードまで移動します。
センチュリオン・カード
アメリカン・エキスプレスのブラックカードである「センチュリオン・カード」は世界で最高のステータスを誇るクレジットカードの1つです。
このカードは一般には公開されておらず、入手するにはアメリカン・エキスプレスからの招待を貰う必要があります。
年会費は高級クレジットカードの中でも特に高く、55万円(税込み)となっています(さらに、入会金も必要になります)。
センチュリオン・カードの特典にはホテルの部屋や飛行機の座席の自動アップグレード、空港の豪華ラウンジなど色々ありますが、中でも有名なのはコンシェルジュ・サービスでしょう。
センチュリオン・カードを入手すると、会員のためのコンシェルジュ(専用のカスタマー・サービス)を利用する事ができ、電話一本でホテルの予約などを行ってくれます。
詳細はこちら:アメックスのブラックカード「センチュリオン・カード」とは?
JPモルガン・リザーブ・カード
JPモルガンの顧客の中でも超富裕層の顧客に提供されているクレジットカードが「JPモルガン・リザーブ・カード(J.P. Morgan Reserve Card)」です。
このカードは2016年まで「パラジウム・カード」として提供されていた、JPモルガンの最高級クレジットカードです。
必要なのは10億円!
JPモルガン・リザーブ・カードは、J.P.モルガンの超富裕層の顧客を対象に発行しています。
具体的には、J.P.モルガンのグローバル・ウェルス・マネジメント部門の顧客で、不動産以外の資産が最低でも1,000万ドル以上ある人にのみ提供されます。
一方で、年会費は595ドルとなっており、(ハイステータスなクレジットカードにしては)安価です。
金属製のクレジットカード
JPモルガン・リザーブ・カードは、過去のパラジウムカードと同様に、パラジウムと23金を合わせた素材で作られており、プラスチック製クレジットカードの約5倍の重さがあります。
特典
年間300ドルのトラベルクレジットと空港ラウンジの無料利用が受けられます。
また、外貨取引の手数料も無料です。
さらに、Visa Infiniteの特典として、一般的なカード会員では得られないホテルやレンタカーの利用が可能です。
Stratus White Card
ステータスが高いクレジットカードが”ブラックカード”と呼ばれる事からも分かるとおり、クレジットカードの色は黒が好まれてるようですが、「Stratus White Card」は名前の通り、白いカードです。
このクレジットカードは、招待された人や指名された人だけが入会できるもので、年会費は1,500ドルです。
招待がくる条件は明らかにされていませんが、現在のクレジットカードで年間10万ドル以上利用している顧客が招待されると噂されています。
Stratus White Cardの会員になると、高級ホテルの部屋を無料でアップグレードできるなどの特典があり、もちろん、個人的なコンシェルジュも常駐しています。
飛行機の予約やクリーニングの取り次ぎなど、コンシェルジュサービスは何でもやってくれると噂されています。
Citi Chairman Card
Citi Chairman Card(シティ・チェアマン・カード)は、シティグループの証券口座に多額の投資をしている人だけが入会できるクレジットカードです(言うまでもなく、優れた信用があることが前提です)。
詳細は公開されていませんが、年会費は500ドルと(ハイステータスなクレジットカードにしては)比較的安価で、与信枠(限度額)は30万ドルとのことです。
他社のハイステータスなクレジットカードと同様に、旅行特典が充実しており、旅行のアップグレード、空港のプライベートラウンジの利用、旅行や食事を自由にアレンジでき年中無休のコンシェルジュサービスなどがあります。
ドバイ・ファースト・ロイヤル・カード
ドバイ・ファースト社(Dubai First)の「Royale Card」は、事前に利用限度額を設定しない、招待制のクレジットカードです。
ドバイ・ファースト社はRoyale Cardが世界で最も高級なクレジットカードであると主張しています。
年会費や招待の条件、特典の多くが謎に包まれています。
カードの縁は本物の金で装飾されており、中央にはダイヤモンドがあしらわれており、カード自体が超高級です。
詳細はこちら:ダイヤが埋め込まれた世界最高のクレジットカード「ドバイ・ファースト・ロイヤル・カード」
Mastercard Gold Card(ラグジュアリーカード)
ラグジュアリーカードの「Mastercard Gold Card」は、ステンレス鋼を純金でコーティングした金属製のクレジットカードです。
ウェブサイトやSNSでの露出も多いので、ご存じの方も多いと思います。
年会費は税込220,000円で、発行手数料等は必要ありません(ちなみに米国では年会費が995ドルです)。
このクレジットカードが他と違うのは、招待制(インビテーション)ではなく、いつでも申し込むことが可能だということです(日本ではこちらのページから申し込みが可能です)。
特典には、24時間365日対応してくれる専任コンシェルジュやリムジンのチャーター、様々な場面で利用できる各種割引などが用意されています。
詳細はこちら:純金で加工されたラグジュアリーカード「Mastercard Gold Card」とは、どんなクレジットカードなのか?
ゴールドの上を行く「Black Diamond」
なお、日本にはGold Cardの上を行く「Mastercard Black Diamond」が存在します。
こちらはラグジュアリーカードを利用している方を対象にした完全招待制です。
年会費は66万円で、さらに入会金が110万円かかります。初年度は合計176万円が必要ということです。
Chase Sapphire Reserve
Chase Sapphire Reserve(チェース サファイア リザーブ)はラグジュアリーカード「Mastercard Gold Card」と同様、招待制ではなく、自ら申し込めるクレジットカードです。
それもあって、詳細も公式サイトで公開されています。
公式サイト:Chase Sapphire Reserve Credit Card | Chase.com
新規カード会員は、口座開設から3カ月以内に4,000ドルの買い物をすると、50,000ボーナスポイントを獲得できます。チェース・アルティメット・リワードを利用した旅行に交換すると、750ドルの価値があります。
年会費は550ドル(約6万円)なのでお得です。
特典
ハイステータスなカードの御多分に洩れず、主に旅行や宿泊に関する特典が充実しています。
年間300ドルのトラベルクレジットと、旅行(トラベルクレジット全額使用後)およびダイニングでの支払い時に3ポイントが付与されるほか、プライオリティ・パス・セレクトプログラムに登録すると、世界1,300か所以上の空港ラウンジを利用することができます。
さらに提携しているフードデリバリーのドアダッシュや配車事業を展開するリフトのサービスを受けられる特典も付与されています。
また、会員は専任のChase Travel Teamによる特別なトラベルサポートを受けることができます。
まとめ
これらのクレジットカードは非常に高級なもので、誰でも簡単に取得できるものではありません。
しかし、だからこそ得られる特典以上に価値のあるロマンあふれるクレジットカードです。
アメリカン・エキスプレスの「センチュリオン・カード」やラグジュアリーカードの「Mastercard Gold Card」は日本でも入手できるクレジットカードなので、ハイステータスなクレジットカードに憧れがある方は、(その道はとても困難でしょうが)それらを手に入れるためにエリートを目指してみるのも、良いかもしれません。