イーロン・マスク氏はTwitterの休眠アカウントを削除しユーザー名(@から始まる文字列)を解放する予定だと自身のTwitterアカウントで12月9日に発表しました。
マスク氏によれば、削除対象となるTwitterアカウントは何年もログインやツイートが行われていないアカウントで、その数は15億との事です。
Twitter will soon start freeing the name space of 1.5 billion accounts
— Elon Musk (@elonmusk) December 9, 2022
These are obvious account deletions with no tweets & no log in for years
— Elon Musk (@elonmusk) December 9, 2022
故人のアカウントは保護される?
Twitterは2019年11月に「直近6カ月にログインしていないアカウントを削除する」という、マスク氏と同様の計画を発表しました。
しかし、故人のアカウントが消えてしまう懸念があった事から、2019年の11月28日に計画を撤回しました。
その後も、ヘルプページにはアクティブでない期間が長期に渡るアカウントは削除する場合があると記されていますが、実際には非アクティブなアカウントが削除されることは(少なくとも積極的かつ大規模には)ありませんでした。
アカウントの作成後は、積極的にログインしてTwitterをご利用ください。アカウントをアクティブな状態に保つには、少なくとも6か月ごとにログインするようにしてください。アクティブでない期間が長期にわたると、アカウントが恒久的に削除される場合があります。
ちなみに、2019年にTwitterが休眠アカウントの削除を検討していたのは、ユーザー名解放の為ではありません。
取得されたまま休眠しているユーザー名を解放して他のユーザーが使えるようにするためではないともTwitterは説明した。
出典:Twitter、休眠アカウント削除へ 対象アカウントに12月11日までにログインするよう警告 – ITmedia NEWS
マスク氏の英語のニュアンスだけでは分かりませんが、「ログインやツイートが”全く”行われていないアカウントだけを削除する」なら、故人のアカウントを消してしまうという懸念はほとんど無いと考えられます。
逆に「ここ数年の間にログインやツイートが無いアカウントを削除する」という意味であれば、故人のアカウント等、活動を終了しただけで価値のあるアカウントも削除対象になってしまう可能性があります。
アカウント削除を発表したマスク氏のツイートにはこの懸念を問うリプが何件か付いていますが、今のところマスク氏からの返答や声明はありません。
まとめ
休眠アカウントが削除されれば、短くて意味のある貴重なユーザー名が解放され、再び取得できるようになるかもしれません。
筆者は休眠アカウントの中に欲しいユーザー名があるので、この動きに期待しています(`・∀・´)
参考:Twitter、休眠アカウント15億を削除しユーザー名を開放へ。長期間ログインなしの利用者は注意 | テクノエッジ