iPad miniはiPhoneの代わりになるのでしょうか?様々な点から比較し、調べてみました。
iPhoneとiPad miniの比較表
まずは基本的な項目の比較です。
比較対象はそれぞれ最新型のiPhone 17シリーズとiPad mini(第7世代)です。
機種名 | iPhone 17 | iPad mini(第7世代) |
カラー(仕上げ) |
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ストレージ容量 |
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価格(Apple Store) | ¥129,800~ | ¥78,800~ |
サイズ | 149.6 x 71.5 x 7.95 | 195.4 mm × 134.8mm × 6.3 mm |
重量 | 177 g |
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ディスプレイ | 6.3インチ(Super Retina XDR) | 8.3インチ(Liquid Retinaディスプレイ) |
チップ | A19 | A17 Pro |
生体認証 | Face ID | Touch ID |
Apple Intelligence | 〇 | 〇 |
通信 | Wi-Fi 7、5G | Wi-Fi 6(Cellularモデルは5G対応) |
最新モデル | iPhone 17シリーズ(2025年) | iPad mini 7(2024年10月23日) |
出典:Apple(日本)
次はそれぞれの項目を掘り下げます。
iPad miniを使うメリット
iPhoneと比べた時のiPad miniのメリットです。
iPad miniは画面が大きく、見やすい
iPhoneとiPad miniの一番の違いは、やはり画面サイズの違いでしょう。
iPhoneは一番大きいiPhone 17 Pro Maxでも6.9インチです。
一方のiPad miniは8.3インチ。本や漫画を読んだり、動画を見るのに最適なサイズです。
もちろん、画面が大きいとメールやSNS、ウェブ閲覧もしやすいです。
iPhone 17 Pro Maxでも画面が小さいと思う方は、iPad miniを一考する価値ありです。
iPad miniは値段が安い
iPad miniはiPhoneよりも安いです。
Appleの公式サイトから購入した場合、iPhone 17は一番安いモデルで129,800円です。iPhoneの中で一番安いiPhone 16eでも99,800円です(128GBの場合)。
一方、iPad miniは128GBで84,800円。5G回線が使えるWi-Fi + Cellularモデルでも104,800円です。
Wi-Fiモデルは契約が不要!
iPad miniの場合、Wi-Fiモデルを選べば購入する際に携帯キャリア等と契約する必要がありません。
iPhoneでもSIMフリーモデルや中古であれば契約不要で購入できますが、iPhoneの場合、SIMカードが入っていないとアクティベートができず、使用出来ない可能性があります。
iPad miniは薄い!
iPad mini 7はほとんどのiPhoneより薄いです。
iPhone 17は厚さが7.95mmです。これに対し、iPad miniの薄さは6.3mmとなっています。1mm以上の差がありますね。
iPad miniよりも薄いiPhoneは2025年に登場したiPhone Air(最薄部で5.6mm)のみです。
ですので、薄さはiPad miniが優れている点と言えるでしょう。
iPad miniなら紛失しづらい
iPhoneを無くしてしまったり、どこに置いたか忘れて探してしまったという方はいませんか?
iPhoneを無くしてしまう原因の一つは、iPhoneが小さいからです。
その点、iPad miniならばどうでしょうか?
iPhoneは小さく、様々なポケットや引き出しに入ってしまいますから、無くしやすく落としやすいです。
しかし、iPad miniであれば、miniとはいえそこそこのサイズがあるのでジーンズなどのタイトなポケットには入りません。
大きいので視界からも消えずらく、紛失のリスクを減らせます。
iPad miniの直接のメリットではありませんが、iPhoneなどスマートフォンの紛失で困っている方や悩んだ経験がある方は、紛失防止に大きくて無くしづらいiPad miniを選ぶのも良い選択です。
Touch IDがある!
iPad miniには指紋認証である「Touch ID」が搭載されています!
生体認証(身体を使ったロック解除)はFace IDより、Touch IDの方が良いという方には嬉しいポイントです。
一方、iPhoneにはTouch IDが搭載されていません。
iPhone SE(第3世代)が2025年2月に販売終了した事で、現役モデルからTouch IDが搭載されているモデルは無くなりました(店頭の在庫にはまだあるかもしれません)。
iPad miniを使うデメリット
iPhoneには出来てiPad miniでは出来ないことと、その解決策を紹介します。
電話機能がない
iPad miniには電話機能がありません。
解決策
LINEや+メッセージの音声通話機能を使えば、通話をすることができます。
マイクが付いているヘッドフォンを用意するか、iPad miniのマイクに向かって話せばOKです。
また「電話番号が欲しい!」という方はIP電話サービス(050番号)を使うといいでしょう。
外出先でネットが使えない
iPad miniのWi-Fiモデルでは5GやLTEといった通信ができません。インターネットはWi-Fiのみ。
そのためiPad mini Wi-Fiモデル単体ではインターネットが使えません。
解決策
外出先でネット通信ができる「iPad mini Wi-Fi + Cellularモデル」を購入しましょう。
最新のiPad mini 7であれば、5G通信が使えます。
もしくは、カフェやホテル、空港等のWi-Fiポイント(フリーWi-Fi)を活用したり、Pocket Wi-Fi等のモバイルWi-Fiルーター使うのも良いでしょう。
iPhoneのテザリングを利用するのも良いですね。
GPSがない
GPSもiPad miniのWi-Fiモデルにはありません。
Wi-Fiと接続すればGoogleマップ等の地図アプリを使うことはできます。
しかし、インターネット接続時の位置情報を使っているだけなので、場所によっては大きくずれる上、常時自分の居場所を確認するような使い方(カーナビなど)は出来ません。
そのため、出先や家などで地図を確認する分にはほとんど問題ありませんが、道に迷った、方角がわからない、という場合にはおそらく役に立たないでしょう。
解決策
GPS機能がついている「iPad mini Wi-Fi + Cellularモデル」を購入すればOKです。
Wi-Fiモデルならば、カフェなどのフリーWi-Fiスポットに立ち寄る度に確認すると良いでしょう。
防水ではない
iPhoneには防水(耐水)機能が付いています。
しかし、iPad miniには防水機能がありません。
解決策
カバーで対応しましょう。
Face IDがない
iPad miniには顔認証機能である「Face ID」が搭載されていません。
解決策
代わりに指紋認証である「Touch ID」が搭載されています。Touch IDを使いましょう。
(ちなみに、iPad ProにはFace IDが搭載されていますが、Touch IDは登載されていません。)
Apple Payを店頭で使えない
Apple Payを使って店頭で支払いができるのはiPhone(とApple Watch)だけです。
iPadもAppleに対応していますが、店頭では使えません。
筆者はよくiPhoneのApple Payで支払いをするので、これは地味に不便に感じますね。
参考:Apple Pay に対応しているデバイス – Apple サポート
解決策
対応していない以上、クレジットカードやSuica、iPhone以外のApple製品ならApple Watchを持ち歩くしかありません。
まとめ
電話ができないのは少々残念ですが、それ以外はiPad miniも決して劣っていません。
メインのスマートフォンの代わりにするのは難しくとも、スマートフォンを2台持ちする代わりにiPad miniを持つのは非常に良い選択肢だと思います。
新しくiPhoneの購入を検討している方、特にiPhone 17 Pro Maxのような画面の大きなiPhoneが欲しいと考えている方は、iPad miniも合わせて検討してみてはいかがでしょうか?