イーロン・マスク氏は買収したX(旧Twitter)を始め、TeslaやSpaceXなど複数の企業を経営する非常に多忙な人物で、その労働時間は週100時間とも言われています。
それに加えて、家族との時間や運動の時間も確保しており、睡眠時間も6時間は確保しているそうです(ちなみに、午前3時頃に就寝し、午前9時頃に起床するとのこと)。
マスク氏はどうやってスケジュールを管理し、多くの事を成し遂げているのでしょうか?
この記事ではマスク氏のスケジュール管理について解説します。
スケジュールは自分で管理する
イーロン・マスク氏は複数の会社を経営しており、非常に多忙であるにも関わらず、スケジュールはほぼ自分で管理しているとWSJ(ウォール・ストリート・ジャーナル)のイベントで語りました。
スケジュールを自分で管理しているのは、仕事の優先順位を把握できるのが、マスク氏本人だけである為です。
ちなみに、マスク氏のアシスタントはパートタイムが1人だけ(ただし勤務時間的にはフルタイム)であるといいます。
5分単位でスケジュールを組む
イーロン・マスク氏は、1日のスケジュールを5分ごとに区切り、生産性を重視したタイトなスケジュールを組んでいます。
これは、あくまで5分単位でスケジュールを組むという事で、5分ごとにタスクを切り替えている訳ではありません。
例えば、「メールチェックに15分、Teslaの仕事に20分、食事は5分…」といった形です。
ちなみに、マスク氏は実際に昼食は5分で済ませるのが普通とのこと。
余談ですが、マイクロソフトの創業者として知られるビル・ゲイツ氏も、5分刻みのスケジュールで行動しているといいます。
タイムボックスで予定を立てる
マスク氏は、「タイムボックス」と呼ばれる戦略を利用して、膨大なタスクをこなしています。
タイムボックスとは、1日にやるべきすべての活動を考慮に入れて予定を立てる方法です。
曖昧にToDo(やるべきこと)を決めるのではなく、タスクを細かく具体的に分け、取り組む時間をしっかり決めるという事です。
これにより、やるべきタスクを忘れないだけでなく、作業時間の見積もりを誤ったり、1つのタスクに時間をかけすぎてしまうことも防止できます。
曜日ごとに1つの会社に集中する
イーロン・マスク氏は複数の会社を経営しています。
特に時間をかけているのはX(Twitter)、Tesla、SpaceXの3つで、さらにNeuralinkとThe Boring Companyにも注意を向けています。
マスク氏は各ビジネスを曜日ごとに分けてスケジュールを管理しています。
例えば、月曜日はTeslaの経営に力を注ぎ、火曜日はXの業務に力を注ぐといった形です。
もちろん、実際の仕事はそう単純に分けられるモノではありません。昼はTeslaの仕事、夕方からはXの仕事といった場合もあるそうです。
まとめ
皆さんも、マスク氏が使っているスケジュール管理テクニックを真似してみてはいかがでしょうか?
「自分はイーロン・マスクのような天才じゃないし無理だ…」と思う方もいるかもしれません。
しかし、マスク氏自身もWSJのインタビューで、「時間管理は非常に難しいです。」と述べています。
スケジュール管理は天才的な彼にとっても難しい事だという事です。失敗を恐れず、興味深いスケジュール管理術があったら、ぜひ挑戦してみましょう!