イタリアの公用語は「イタリア語」です。
日常的に使用されている言語も同様にイタリア語で、国民の9割以上がイタリア語を話します。
ですが、地域によってはドイツ語やフランス語などが話されることもあります。
また、イタリア語には多くの方言があるため、同じイタリア語話者でも地域が違うとコミュニケーションが困難な場合があります。
ちなみに、イタリアでは、英語はあまり使用されていません。
とはいえ、観光地では英語が通じるシーンが多く、決して英語がダメという訳ではありません。
世界中に語学学校を展開するEFの調査によると、イタリアの英語力は112カ国中35位となっており、英語能力は「標準的」となっています(2023年の調査。ちなみに、日本は87位で英語力は「低い」)。
イタリア語とは?
イタリア語は、イタリアだけでなく、スイスの一部や、イタリアに囲まれた内陸国であるサンマリノ共和国とバチカン市国でもイタリア語が話されています。
イタリア語の話者数は約6000万人で、その大半がイタリア人です(イタリアの人口は約6,000万)。
ロマンス諸語(古代ローマ帝国で用いられたラテン語を祖とする言葉)であり、スペイン語、ポルトガル語、フランス語など、他のロマンス諸語と比べてもラテン語の面影を強く残しているのが特徴です。