Tumblr(タンブラー)は一時期、アダルトコンテンツの投稿を禁止していました。
しかし、現在では規制が緩和されており、投稿時に適切な設定(コミュニティラベル)を行う事で、ヌードや青年向けの題材、性的なテーマを含むコンテンツであっても、Tumblrに投稿する事が可能になっています。
Tumblrは、アートとアーティストのためのホームグラウンドです。成人向けコンテンツを公開するクリエイターを歓迎することも含まれます。
Tumblrでは、裸体や攻撃的な言葉、性的なテーマ、成人向けの題材を含むテキスト、画像、動画といったコンテンツが許可されていますが、すべてのユーザーが望むものでないことも認識しています。そのため、成人向けコンテンツを含む投稿にはコミュニティラベルを適用する必要があり、コンテンツに適切なラベルを貼るのはあなたの責任です。
ただし、露骨な性表現など、一部のコンテンツは現在でも認められていません。
性的なアダルトコンテンツ等を投稿したい方は、事前にコミュニティガイドラインを確認しましょう。
参考:コミュニティガイドライン
ガイドラインは日本語で公開されているので、簡単にチェックできると思います。
Tumblrのアダルトコンテンツ禁止と緩和の流れ
長年にわたり、Tumblrは自由なプラットフォームであり、露骨な性的表現を含むほとんど全てのコンテンツを投稿する事が可能でした。
しかし、2018年12月4日から、児童ポルノ対策を理由に、アダルトコンテンツの投稿を完全に禁止しました。
この決定は、ユーザーの間で大きな反発を呼び、利用者を大幅に減らす事になりました。
しかし、Tumblrに転機が訪れます。
2019年、WordPress.com等を運営するAutomatticが、Tumblrを買収しました。
Tumblrを買収したAutomatticは、2022年に同プラットフォームの規制を緩和し、ヌードや青年向けの題材、性的なテーマを含むコンテンツであっても、適切なコミュニティラベルを使用することで、Tumblrで共有することを可能にしました。
しかし、以前のように完全に自由化された訳では無く、「性的に露骨な行為の描写」は引き続き禁止されています。
AutomatticのCEOであるマット・マレンウェッグ氏によれば、クレジットカード会社やアプリストアは反ポルノ体制をとっており、これに従う必要があるため、昔のような規制の緩い運営は困難だという事です。