SNSは人々のメンタルに悪影響を与える事が複数の研究で判明しています。
中でもInstagrama(インスタグラム)は若い女性のメンタルに悪影響を及ぼすことが、イギリスの王立公衆衛生協会の調査で判明しています。
Instagramは、ユーザーが自分に対して抱くボディイメージや、睡眠パターン、FOMO(取り残されることへの不安・恐怖)にネガティブなイメージを与えるとレポートには記されています。
特にInstagramが若い女性に与えるネガティブな影響が顕著で、調査に参加した匿名の女性は「Instagramに載せられている写真に写る体はフィルターがかけられ『完璧』に見えるように編集されているものですが、女の子たちがそれらを見ることで、自分たちの体が『十分ではない』と感じやすいのです」と語っています。
Instagramが若い女性に悪影響を与えることは、Instagramの親会社であるFacebook(現Meta)も社内調査で把握していたと言われています。
The Wall Street Journal(WSJ)は14日、Facebookの研究者らが過去3年にわたって実施した調査で、Instagramが若年層のユーザー、特に10代女子の「かなり大きな割合に対して有害」であることが明らかになっていたと報じた。
また2019年に報告された調査では、Instagramによって、10代女子の3人に1人が体型コンプレックスを悪化させていることが判明したという。そのほか、10代のユーザーは、Instagramによって不安になったり落ち込んだりする頻度が増えたと回答したと、WSJはFacebookの社内文書を元に報じていた。
外部に指摘される前から、Metaは「Instagramは10代の若者にとって有害である」と認識していたということですね(ただし、この報道に対して同社は強く否定しています)。
なお、Instagramと同じくMetaが運営するFacebookも同様に(使い方によっては)メンタルに悪影響を及ぼすことが分かっています。
Facebookの利用を止めると、家族や友人と過ごす時間やその他の現実での活動に費やす時間が増加し、主観的幸福度が向上するという研究結果もあります。
まとめ
Instagramに限らず、SNSは友達との連絡や情報収集など、様々な事に役立ちます。メンタルに良い影響を与えることもあります。
また、SNSの歴史が浅い事から、まだSNSがメンタルに与える影響については、ハッキリとは分からないという見解もあります。
しかし、実際にSNSを使っていて、メンタルヘルスが悪化した人がいるのもまた事実です。
SNSを使う際は、デジタルデトックス等を行い、心を労わりながら利用しましょう!