Apple Accountには2種類の意味(サービス)が存在します。
- Apple IDの新名称
- Appleが提供するサービスやオンラインストアでの決済手段
それぞれ簡単に解説します。
1. Apple IDの新名称
Appleのサービスを使う際は、自分の”アカウント”を作る必要があります。
App StoreやiCloudを使う際は、その”アカウント”でログインします。
その”アカウント”がApple IDです。
iPhoneやiPad、Macなど複数の端末を持っていても、同じApple IDでログインすれば、購入した音楽やダウンロードしたアプリを共有できます。
そんなApple IDですが、2024年の秋から名前が「Apple Account」に変更されました。
iOS 18、iPadOS 18、macOS Sequoia、watchOS 11のリリースに伴い、Apple IDは、Appleのサービスやデバイス間で一貫したサインインエクスペリエンスを確保するためApple Accountという名前に変更されました。
まだAppleのウェブサイトでも改名が済んでいません(ところどころ「Apple ID」の記述があります)が、今後は「Apple ID」ではなく「Apple Account」という名前になります。
なお、この変更に関して、特にユーザー側で行うべき作業はありません。今までApple IDを利用していた方は、今後もそのアカウントを利用することができます。
Apple ID は、Apple Account という名称になりました。これまでと同じメールアドレスまたは電話番号、パスワードでサインインできます。
2. 決済サービスの名前
2024年の秋からApple IDはApple Accountに変更されましたが、元々Appleは2022年5月から「Apple Account」という決済サービスを提供していました。
決済サービスといっても、特別なものではありません。
これは、「Apple Gift Card」や「App Store & iTunes ギフトカード」でチャージした金額の残高の事です。
(画像:「ウォレット」アプリの中にある「Apple Account」の画面)
まとめ
Apple IDの改名により、Appleには2種類の「Apple Account」が共存する状態になりました。
今後も同名のまま併存するのでしょうか?ちょっとややこしいですね。