固定電話で電話をかける際、番号を押した後に「#」を押すと、電話がちょっとだけ早く繋がります。
固定電話で電話が早く繋がる方法
#を付けた場合と付けなかった場合を比較した動画を、生活情報サイトのライフハッカーがYouTubeで公開していたので紹介します。
繋がる時間が約15秒から約8秒に短縮しています。
わずかな時間ではありますが、ほぼ半分になっていますし、電話を待つ時間としては7秒でも大幅な短縮と言えるのではないでしょうか?
また、企業の営業支援を行っている「ジャパンプ」も同様の方法でつながる時間が約半分になったとブログに記しています。
私がやってみたときは、 普通にかけてみると 12秒後に「プルルルル」 と鳴り始めました。
それに対して『#』を押してかけてみると、 約半分の6秒ぐらいでつながりました。
ちなみに、電話の「#」や「*」は、機能ボタンといって、短縮ダイヤルの登録や伝言サービスの終了等、様々な機能サービスに利用されています。
なぜ「#」をつけると電話が早くかかるのか?
「#」をつけると、繋がるまでの時間が短くなるのは、特別な理由ではありません。
仕組みは単純で、最後につける「#」は、電話をつなぐシステムに対して「もう数字を入力しませんよ」という合図になっているためです。
そのため、番号を入力した後に「#」を押すと、システムが電話局へすぐにダイヤ(番号を送る)ため、電話が早く繋がります。
スマホでいう「発信ボタン」と同様の役割をしてくれているんですね。
(そのため、厳密には「早く繋がる」ではなく、「早く発信する」ということです)
「シャープ」ではなく「ハッシュ」
ちなみに、電話で使われる「#」は、「シャープ」ではなく「ハッシュ」と言い、日本語では「井桁(いげた)」や「番号記号」と言います。X(Twitter)のハッシュタグと同じです。
記号「#」のこと。番号の先頭に置かれ、続く数字が電話番号など何らかの番号であることを明示する場合に用いる。番号記号。ナンバーサイン。井桁。
(中略)
音楽で使われる嬰記号「♯」とは異なるが、便宜的にシャープとよばれることもある。
シャープは(本来は)「♯」で、縦線だけでなく、横線も傾いているのが特徴です。
シャープとハッシュは厳密には別の記号なのです。
まとめ
このテクニックを使えば、(少しだけ)電話が繋がるまでの時間を短縮することができます。
もちろん無料で使えるテクニックなので、固定電話を使う機会がある方はぜひ試してみてください!
ちなみに、このテクニックが使えるのは光回線などの固定電話からかける場合のみです。
スマートフォンなどの携帯電話やアナログ回線の固定電話から電話する場合にはこの技は使えないので注意してください。