Googleによるフリーメールサービス「Gmail」は1つのメールアドレスを複数メールアドレスのように使う事ができます (エイリアス)。
その方法を使う事でアカウントを増やさなくても1つのGmailアドレスで実質無限のメールアドレスを作る事が出来ます。
Gmailを複数アドレスに!
エイリアスとは別名アドレスのことです。
Gmailでは既存のメールアドレスの文字列をいじることで簡単にエイリアスを使うことができます。
エイリアスを送信メールアドレスにすることはできませんが、受信メールアドレスに使うことはできるのでウェブサービス等の登録に使えます。
エイリアスを使うことで、1つのメールアドレスで複数のメールアドレスを擬似的に使えるので複数のサービスに登録する際や複数アカウントを作りたいときに便利です。
今から紹介する4つの方法を使えばGmail(Googleアカウント)は1つですが、メールアドレスは実質無限に持つことが可能です。
「@googlemail.com」にする。
Gmailではドメイン部分(@より後ろの部分)を「@googlemail.com」にしても問題ない仕様になっています。
これは一部の国で商標登録を避けるための対応でしたが、システム上、どこの国でも2つのドメインどちらでも受信できます。
例えば「example@gmail.com」というアドレスの場合、「example@googlemail.com」というアドレスにしても「example@gmail.com」と同じ扱いになり、メールアドレスが届きます。
「.」(ドット、ピリオド)を入れる。
Gmailは、「@」以前の英数字(ユーザー名部分)に「.」(ドット、ピリオド)が入っていても無視されるようになっています。
「example@gmail.com」というアカウント(アドレス)の場合であれば、
- exam.ple@gmail.com
- e.x.a.m.p.l.e.@gmail.com
- example..@gmail.com
上記のGmailアドレス全て「example@gmail.com」という扱いになり、「example@gmail.com」にメールが届きます。
逆に「ex.am.ple@gmail.com」というアカウントの場合、
- example@gmail.com
上記のように「.」(ドット、ピリオド)を無くしても元の「ex.am.ple@gmail.com」にメールが届きます。
アドレスの後ろに「+」(プラス)を追加する。
Gmailでは、「@」より前の英数字(ユーザー名部分)の後ろに「+」(プラス)を付けると、「+」から「@」の間の文字が無視されます。
「example@gmail.com」というアドレスの場合、
- example+twitter@gmail.com
- example+facebook@gmail.com
- example+instagram@gmail.com
これらも全て「example@gmail.com」という扱いになり、「example@gmail.com」にメールが届きます。
この方法なら上記の例のように「+サービス名」という形に出来るので覚えやすく、非常に便利。
一番オススメな方法です。
大文字を使う
Gmailアドレスは1部の文字を大文字にしても問題なく受信できます。
- Abcdef@gmail.com
- AbcdeF@gmail.com
- ABCdef@gmail.com
- ABCDEF@gmail.com
- abcdef@gmail.com
このように文字列が同じなら大文字・小文字は問わず全て同じメールアドレスとして使えます。
Google for Worksを使う
Google for Worksは有料サービスなのですが(年間6,000円ほど)、ここでは独自ドメインメールを設定できるので、独自ドメインを設定後、@より前の部分を自由に設定することができます。
それにより複数のメールアドレスを使うことができる他、その場合、エイリアスで送信も出来ます。
まとめ
5つめの方法は有料サービスですが、4つは無料で誰でも通常のGmailで特に設定等をせず使用することができます。
サービス登録時のメールアドレス入力欄に上記の形でGmailアドレスを入力すればそれで大丈夫です。
ただし、サービスによっては「+」や「.」が使えなかったり、大文字にしても意味がなかったりするので、注意が必要です。