Cloudflare WARPで特定サイトを除外する設定方法(スプリットトンネル)

Cloudflare One Client(もしくはCloudflare WARP)で、スプリットトンネルを設定(特定サイトを除外)する方法を解説します。

※Cloudflare WARPは、WindowsやMacでは「Cloudflare One Client」というアプリで利用できます。スマホでは「1.1.1.1」というアプリが利用できます。

アプリから設定する方法

Cloudflare One ClientもしくはWARPのアプリから、スプリットトンネルを設定するには、以下の順で操作します。

パソコン版アプリ

以下は「Cloudflare One Client」の手順になります。

  1. アプリの設定を開く
  2. Split Tunnelsの「設定」をクリック
  3. 「エントリを追加」をクリックし、除外するIPアドレスかドメインを入力
  4. 入力を終えたら「保存」をクリックする

筆者はWindows 11で実機確認を行っています。他のOSでは仕様が異なる場合があります。

iPhone版アプリ(iOS)

以下は「1.1.1.1」の手順になります。

  1. アプリの設定を開く(右上にある三本線をタップ)
  2. 「詳細」をタップ
  3. 「接続オプション」をタップ
  4. スプリットトンネルの「除外するルート」をタップ
  5. 一番下にある「除外する IP/ホストを入力」をタップ
  6. 除外するIPアドレスかドメインを入力
  7. 入力を終えたら「完了」をタップ

※分かりづらいですが、項目を左に向かってスワイプすると、赤いゴミ箱のアイコンが表示され、設定したIP/ホストを一件ずつ削除できます。

Android版アプリ

以下は「1.1.1.1」の手順になります。

  1. アプリの設定を開く(右上にある三本線をタップ)
  2. 「詳細」をタップ
  3. 「接続オプション」をタップ
  4. スプリットトンネルの「除外するルートを管理」をタップ
  5. 一番下にある「除外するルートを入力」をタップ
  6. 除外するIPアドレスかドメインを入力
  7. 入力を終えたら「OK」をタップ

コマンドラインから設定する方法

パソコンのコマンドラインを使ってスプリットトンネルを設定する方法もあります。

Windowsではコマンドプロンプト、Macではターミナル、Linuxではシェルから利用できます。

パソコン版のCloudflare One Clientは、一時期スプリットトンネルの設定が利用できなかったため、筆者はコマンドラインを使ってスプリットトンネルを設定しました(現在は設定する項目がアプリ上にあります)。

ドメインで指定

  • 除外を指定:warp-cli tunnel host add example.com
  • 除外を解除:warp-cli tunnel host remove example.com
  • 除外リストを確認:warp-cli tunnel host list

IPアドレスで指定

  • 除外を指定:warp-cli tunnel ip add 0.0.0.0
  • 除外を解除:warp-cli tunnel ip remove 0.0.0.0
  • 除外リストを確認:warp-cli tunnel ip list

ドメインやIPを適宜置き換えて利用してください。

※Cloudflare One Clientのバージョンによって利用できるコマンドが異なる場合があります。

注意点

スプリットトンネルを設定する際の注意点です。

設定が適用されない

更新された設定がデバイスに反映されるまで、最大10分かかる場合があります。

DNSについて

スプリットトンネルは通信経路を分ける機能であり、DNSの処理とは別に管理されます。

環境によっては、除外したサイトでもDNS問い合わせはCloudflare DNS(1.1.1.1)で処理される場合があります。

WARPの保護が無くなる

除外設定したサイトへの通信はCloudflareの保護対象外になります。

そのため、スプリットトンネルは信頼できるサイトに限って使用するようにしましょう。

ワイルドカードの使用

スプリットトンネルの除外リストにサブドメインを設定する際は、ワイルドカードも使用できます

例えば、*.example.com を設定すると、 news.example.comblog.example.com も対象になります(example.com は対象になりません)。

ワイルドカードを使えば、複数のサブドメインを入力することなく、一括で設定することができるので便利です。

ただし、iOS・Androidでは、ワイルドカード指定の扱いに制限があります。

有効なのはワイルドカードDNSが設定されているドメインのみで、それ以外のワイルドカード指定は無視されます。これはドメイン側(ウェブサイト側)の設定なので、利用者側で対応することはできません(ワイルドカードを使用せず、サブドメインをそのまま記述すればOKです)。

まとめ

スプリットトンネルを設定しておけば、信頼できるサイトやVPNをブロックしているサイトへは、Cloudflareを経由せず直接アクセスできます。

接続をその都度切断する手間がなくなるので、WARPを常時オンにしたまま運用しやすくなります。