ニュース・アグリゲーターとは、ニュースをまとめて確認できるように、各社の記事を一か所にまとめて表示するアプリやウェブサイトの事です。
ニュース・アグリゲーターと一言で言っても、タイプ(特徴)は様々です。
Google ニュースのように他社のニュースへのリンクを提供するタイプもあれば、Yahoo!ニュースやlivedoor ニュースのように各社と契約し記事そのものを転載しているタイプもあります。
ニュース・アグリゲーターの例
著名なニュース・アグリゲーターには、以下のようなものがあります。
他にもビジネスと経済の分野に特化した「NewsPicks」や新聞社と共同通信の記事だけを集めた「47NEWS(よんななニュース)」など多種多様なニュース・アグリゲーターが存在します。
また、スーパーアプリの一機能として提供される事もあります。
- LINEの「LINE NEWS」
- Braveの「Brave News」
- Xの「話題の記事」
これらは各アプリ内に搭載されています。
海外のニュース・アグリゲーター
ニュース・アグリゲーターは海外でも重宝されています。
アメリカでは「Apple News」や「Google ニュース」、中国ではTikTokの親会社であるByteDanceが提供する「Toutiao」などが人気を博しています。
また、世界最大のSNSであるFacebookも「Facebook News」というニュース・アグリゲーターをかつては提供していました。
他にも、IT分野に特化した「Techmeme(テックミーム)」や米国の政治に特化した「Drudge Report(ドラッジ・レポート)」など、特定の分野に特化したニュース・アグリゲーターもいろいろあります。
現在はニュースサイトとして知られる「Breitbart(ブライトバート)」や「HuffPost」も、初期は他社の記事を紹介するニュース・アグリゲーターでした。
独占の懸念
利用者にとって便利なニュース・アグリゲーターですが、人気が高く影響力が大きいニュース・アグリゲーターは独占禁止法違反の懸念やそれに類する批判がされています。
例えば、日本ではYahoo!ニュースなどが公正取引委員会から「優越的地位にある可能性がある」と指摘されています。
海外ではGoogleやFacebookが度々批判されています。