Disney+(ディズニープラス)で配信されているスター・ウォーズのアニメシリーズ「スター・ウォーズ:モール/シャドウ・ロード」の登場人物や時系列について解説します。
※この記事に重大なネタバレはありません。あらすじや予告動画で分かる程度の内容のみ記載しています。
モール/シャドウ・ロードとは?
「スター・ウォーズ:モール/シャドウ・ロード」は、タイトルの通りダース・モールが主人公のアニメです。
Disney+で2026年4月6日からスター・ウォーズの日(5月4日)まで毎週2話ずつ配信されました。現在は全話視聴可能です。
あらすじ
舞台は銀河帝国の支配が及ばない惑星ジャニックスで、モールが悪の組織を築き、銀河帝国への復讐を画策する物語です。
モールが率いる犯罪組織を始め、同惑星でモールを追う警察のローソン、オーダー66(ジェダイの粛清)から逃れたジェダイのダキとデヴォン、モールらと対立する犯罪組織、そして銀河帝国の尋問官とトルーパー…様々な立場の人間が入り乱れます。
師であったシス卿のダース・シディアスに見捨てられ帝国への憎悪に燃える<モール>は、帝国の影響が及ばず犯罪組織とギャングが蔓延る惑星ジャニックスで自らの悪の組織を築こうと画策していた。そんな中、銀河の現状に絶望した若きジェダイのパダワン<デヴォン>に出会い、己の復讐を果たすためにデヴォンを“弟子”として引き込もうとする。
しかしそんなモールたちを、惑星ジャニックスでの怪しい取引を捜査する<ローソン大尉>とその相棒の警察ドロイド<2B0T(トゥー=ブーツ)>が執念深く追跡。さらに、不気味なガイコツのような仮面をつけ強力な戦闘能力をもつ謎の敵が現れ、モールたちに襲い掛かる―。
予告動画では、オーダー66を生き残ったジェダイの見習い(パダワン)であるデヴォンと共闘する姿が見られますが、モールの声を演じているサム・ウィットワーは「もちろん今作でも、モールは悪役です」と断言しています。
また、脚本家のマット・ミクノヴェッツは「これは多くの人に不当な扱いを受けた男が復讐を企む物語だということです」と語っています。
評価
評論家と一般人のレビューが集まるRotten Tomatoesでは、評論家の評価が98%、一般人のスコアが90%と極めて高評価となっています。
また、Amazon.com傘下のデータベースサイトであるIMDbでも、10点満点中8.6点と高評価を獲得しています。
筆者の個人的な印象ですが、X/Twitterでもかなり反応は良かったように感じます。
※評価は2026年5月4日時点。
映像美
「モール/シャドウ・ロード」は「クローン・ウォーズ」のクリエイターが手がける作品で、予告でもその点が明言されています。
そのため、CGの絵柄やデザインは「クローン・ウォーズ」に近く、デフォルメされながらも迫力のある仕上がりになっています。これまでのファンにも馴染みやすいでしょう。一方、映像のクオリティは向上しており、より美しい描写が楽しめます。
また、CGだけでなく、あえて昔ながらの手法が取り入れられています。
『スター・ウォーズ:モール/シャドウ・ロード』のアニメーションのスタイルは、初お目見えとなるジャニックスのダークな都市景観を象徴した様式美に、ガラスその他の物理的要素を絵画的筆致で描く、昔ながらの手法を組み合わせたものとなっている。
「撮影照明&VFXディレクターのジョエル・アーロンはあえて昔ながらのプラクティカル・エフェクト(実際に物理的に物を使った効果)の手法を導入したんだ。ガラスに実際に筆で描いて撮影し、その筆使いをショットに配置するというね。これで、ワンランク上のクオリティに仕上がった」と、ルーカスフィルム・アニメーションのエグゼクティブ・プロデューサー兼副社長であるアテナ・ポルティロは語る。「彼はキャンバスにマット・ペインティングを施すという手法に回帰したわけだ。私たちが手がける作品には毎回それぞれ課題が課せられるけど、今回はとくにハードルが上がったね。また、キャラクターの顔や体の動きに関しては、以前の作品よりも滑らかにしたいと考えてた。アニメーション・ディレクターのキース・ケロッグは、CGCG社及び社内のアニメーション・チームと緊密に連携して、主要キャラクターたちの演技を向上させているよ」
惑星ジャニックスの描写
舞台となる惑星ジャニックスの都市の夜景は、アニメのクオリティ向上を特に感じられる点の1つです。

スター・ウォーズらしいデザインでありながらも、ネオンカラーが煌めいており、どこかサイバーパンクのような雰囲気を漂わせています。

ジャニックスの街について、エグゼクティブ・プロデューサーのマット・ミクノヴェッツは「ここはゴッサム・シティ的要素やメトロポリス的要素を合わせ持ちつつも、やはり100%スター・ウォーズといえる都市。さまざまな階層構造を持つ場所」と語っています。
時系列はいつ?
「モール/シャドウ・ロード」はスター・ウォーズ全体で見るといつの時代に該当する作品なのでしょうか?
厳密な時期は不明ですが、銀河帝国の黎明期が舞台で、だいたい約18 BBYと考えられます。
18 BBYは「エピソード3/シスの復讐」や「クローン・ウォーズ シーズン7」から約1年後、「エピソード4/新たなる希望」から約18年前になります。
関連記事:モール/シャドウ・ロードはいつの時代?時系列を解説【スター・ウォーズ】
各エピソード
モール/シャドウ・ロードは全10話です。
2026年4月6日からDisney+で毎週2話ずつ公開され、スター・ウォーズの日(5月4日)に最終話が公開されました。
日米同時公開で、時差がある為日本では16時から公開されます。ラスト2話(5月4日)のみ全ての国で0:00から配信開始です(その為、時差の都合上、日本は比較的早く視聴できました)。
| チャプター | 日付 | タイトル |
| 1 | 2026年4月6日 | 暗黒の報復 |
| 2 | 邪悪な企み | |
| 3 | 2026年4月13日 | 未知なる世界での囁き |
| 4 | 誇りと復讐 | |
| 5 | 2026年4月20日 | 尋問 |
| 6 | 追われる者たちの夜 | |
| 7 | 2026年4月27日 | 忘却への呼び声 |
| 8 | 忍び寄る恐怖 | |
| 9 | 2026年5月4日 | 奇妙な同盟 |
| 最終話 | – |
最終話となる第10話は、ネタバレ防止の為に非公開となっています(動画中で公開されます)。
ちなみに、英語版タイトルはこちら。意味は大体同じです。
| 話数 | 日付 | タイトル |
| 1 | 2026年4月6日 | The Dark Revenge |
| 2 | Sinister Schemes | |
| 3 | 2026年4月13日 | Whispers in the Unknown |
| 4 | Pride and Vengeance | |
| 5 | 2026年4月20日 | Inquisition |
| 6 | Night of the Hunted | |
| 7 | 2026年4月27日 | Call to the Oblivion |
| 8 | The Creeping Fear | |
| 9 | 2026年5月4日 | Strange Allies |
| 最終話 | Finale |
英語版も最終話のタイトル「Finale」はフェイクで、実際は別のタイトルが付けられています。
余談ですが、メディア等には第8話まで試写版が提供されています。
登場人物/キャラクター
本作品に登場する主要なキャラクターを解説します。
ネタバレ有の詳細な解説を読みたい方は以下の記事をご覧ください。
関連記事:モール/シャドウ・ロードの登場人物を解説【スター・ウォーズ】
モール

| 名前 | モール(Maul) |
|---|---|
| 種族 | ダソミリアン・ザブラク(ナイトブラザーのザブラク) |
| 所属・職業 | シャドウ・コレクティブ |
| 身長 | 1.84m |
| 性別 | 男性 |
| 声優 | サム・ウィットワー |
本作の主人公です。シス時代は「ダース・モール」を名乗っていました。
「帝国は俺を殺そうとした。裏切りには制裁を下さねば」と言い放ち、打倒銀河帝国を掲げ、帝国の影響が及ばない惑星ジャニックスで自身の組織を拡大する為に活動しています。
一方、銀河帝国からは指名手配されています。彼を捜索する為に、惑星ジャニックスには数多のストームトルーパーと尋問官が派兵されており、銀河帝国はモールを相当警戒している事が分かります。
ちなみに、本作のタイトルである「シャドウ・ロード」は「影の帝王」といった意味です(ロードは「道」ではなく「君主」などを意味する「Lord」です)。
「そもそもモールって死んだんじゃないの?」という方は、以下の解説記事をご覧ください。
関連記事:ダース・モールはどうやって生き延びた?復活した理由を解説!【スター・ウォーズ】
デヴォン
| 名前 | デヴォン・イザラ(Devon Izara) |
|---|---|
| 種族 | トワイレック |
| 所属・職業 | ジェダイ |
| 身長 | 1.51m |
| 性別 | 女性 |
| 声優 | ギデオン・アドロン |
オーダー66から生き延びた若きジェダイのパダワン(弟子)で、今作で初登場するキャラクターです。
物語開幕早々、万引きに手を染め、すぐにバレて警察のお世話になります。
詳細は不明ですが、劇中での扱いや身長などからまだ子供(初期のアソーカ・タノと同じくらい?)と思われます。
イーコ=ディオ・ダキ
| 名前 | イーコ=ディオ・ダキ(Eeko-Dio Daki) |
|---|---|
| 種族 | モシク |
| 所属・職業 | ジェダイ |
| 身長 | 1.51m |
| 性別 | 男性 |
| 声優 | デニス・ヘイスバート |
オーダー66から生き延びたジェダイで、デヴォンのマスター(師匠)です。
デヴォンと共に帝国から逃れる旅をしており、惑星ジャニックスでも身を隠しながら物乞いをして生きています。
デヴォンや人助けの為ならライトセーバーを抜き、フォースを使う面もありますが、高齢の為かハードな戦いや移動をする度に疲れを見せています。
鉄パイプで作った即席の杖を携帯しているのが特徴です。
ブランダー・ローソン
| 名前 | ブランダー・ローソン(Brander Lawson) |
|---|---|
| 種族 | 人間 |
| 所属・職業 | ジャニックス市民防衛局 |
| 身長 | 1.75m |
惑星ジャニックスの市民防衛局(警察のような組織)で働く人物で、闇銀行襲撃事件を受けてモールを追跡しています。
銀河帝国による圧政の現実を知っており、惑星ジャニックスに帝国が介入する事を忌避しています。
シングルファザー(妻とは別居中)で、一人息子のライリー・ローソンと一緒に暮らしています。
2B0T(トゥー=ブーツ)
| 名前 | 2B0T(Two-Boots、トゥー=ブーツ) |
|---|---|
| タイプ | 警察ドロイド |
| 所属・職業 | ジャニックス市民防衛局 |
| 身長 | 1.9m |
ジャニックス市民防衛局に属し、ローソンの相棒を務めるドロイドです。
BとTの間はo(オー)ではなく0(ゼロ)です。
銀河帝国の圧政を知らない(プログラムされていない?)為、帝国が惑星ジャニックスに介入する事の問題点を理解しておらず、相棒のローソン警部らがなぜ帝国の介入を忌避しているのかよく分かっていません。
その為、ローソン警部とは異なり、指名手配の手続きに則ってモールの存在を銀河帝国に通報しようとします。
尋問官
尋問官(じんもんかん)は主にジェダイの粛清とハーヴェスト計画(フォースの才能ある子供を拉致して仲間にする帝国の取り組み)を担当している銀河帝国のエージェントです。
今作では、モールの捜索と殺害の為、ファースト・ブラザー(マロック)とイレブンス・ブラザーの二人が惑星ジャニックスに派遣されます。
各尋問官(特にマロック)の詳細な解説が読みたい方は、以下の記事をご覧ください。
関連記事:モール/シャドウ・ロードの登場人物を解説【スター・ウォーズ】
キャスト
| キャラクター | 声優 |
|---|---|
| モール | サム・ウィットワー |
| デヴォン | ギデオン・アドロン |
| ローソン大尉 | ヴァグネル・モウラ |
| 警察ドロイド2B0T | リチャード・アイオアディ |
サム・ウィットワーは「クローン・ウォーズ」以降モールの声を演じている声優です(エピソード1ではピーター・セラフィノウィッツが演じています)。

日本語版キャスト
メインキャスト
| キャラクター | 声優 |
|---|---|
| モール | 山路和弘 |
| デヴォン | 白石涼子 |
| ダキ | 石住昭彦 |
| ブランダー・ローソン | 相沢まさき |
| ライリー・ローソン | 田中光 |
| 2B0T(トゥー=ブーツ) | 前田雄 |
山路和弘氏は「エピソード1 ファントム・メナス」から約27年間に渡ってモールの吹き替えを担当している声優です。
| キャラクター | 声優 |
|---|---|
| パック巡査 | 黒田浩一 |
| レブ(戦術防衛部隊) | 塩尻浩規 |
| リーナ | 行成とあ |
| 銀行管理ドロイド | 北方李奈 |
| ニコ・ディーミス | 木村雅史 |
| マロック | 烏丸祐一 |
| ドライデン・ヴォス | 土田大 |
| ブレイク中尉 | 中野泰佑 |
モールの仲間
| キャラクター | 声優 |
|---|---|
| ルック・キャスト | 藤田昌代 |
| スパイボット | いとうさとる |
| イカロス | 左座翔丸 |
| スコーン | 藤原聖侑 |
| ルーティ・ヴァリオ | 佐藤せつじ |
モールの回想
| キャラクター | 声優 |
|---|---|
| オビ=ワン・ケノービ | 森川智之 |
| ダース・シディアス | 青森伸 |
| サヴァージ・オプレス | 竹内良太 |
予告編
Call for backup.
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— Star Wars (@starwars) 2026年4月28日
シーズン2
「モール/シャドウ・ロード」は既にシーズン2の公開が決定しています。
クリエイター兼エグゼクティブプロデューサーのデイブ・フィローニが、シーズン1公開前である2026年4月2日にルーカスフィルム・アニメーションがシーズン2を制作中であることを発表しています。
まとめ
「モール/シャドウ・ロード」は映像美とモールの俗なキャラクターが魅力的な作品です。
他作品との繋がりが弱いので、スター・ウォーズの他作品をあまり見ていない方でも楽しめると思います。
モールの声を演じているサム・ウィットワーも、Xで「スター・ウォーズを一切見ていなくても、モール/シャドウ・ロードを理解して楽しむのに問題ありません」と述べています。
一方で、モールの過去にも触れられているので、他作品を見ている方は通常の何倍も楽しめる作品だと思います。
筆者も全話視聴しましたが、モールというキャラクターを深く掘り下げ、彼の生々しい心や人生を描いている素晴らしい作品でした。過去作とは比較にならないほど高速で激しいライトセーバー戦も非常に魅力的です。
テンポが良いので、途中で飽きたり退屈になる事もなく最後まで楽しめました。