iTunes Matchは、Appleが2011年から提供している音楽サービスです。
このサービスを使うと、MP3ファイルやCDから読み込んだ曲など、自分が保有している音楽をiCloud上に保存して、ストリーミング再生する事が可能になります。
YouTube Musicの音楽アップロード機能と似ていますね。
iTunes Matchとは？
iTunes Matchとは、iTunes Storeで購入した曲だけではなく、MP3ファイルやCDから取り込んだ音楽など、自分が持っている音楽を全てiCloudミュージックライブラリに保存して、ストリーミング再生する事ができるサービスです。
保存した曲は、同じApple IDでログインしている最大10台のデバイスで利用できます。
iCloudミュージックライブラリには、200MBまでの曲を10万曲までアップロードできます。過去には25,000曲が上限でしたが、2015年から10万曲に上限が引き上げられました。
なお、この曲数制限にはiTunes Storeから購入した曲（またはミュージックビデオ）は含まれません。
また、他のiCloudサービスとは異なり、Web版のiCloud.comにアクセスして音楽を再生することはできません。
iTunes Matchが使えるデバイス
iTunes Matchが以下のデバイスで利用できます。
- iPhone
- iPad
- iPod touch
- Mac
- Windows
Androidでは利用できないので注意しましょう。
iTunes Matchの料金は？
iTunes Matchは年額3,980円で利用する事ができます。
登録は1年単位です。月単位で登録する事はできません。
iTunes Matchに登録するには？
iTunes Matchを利用開始するには、MacのミュージックアプリかWindowsのiTunesアプリから登録する必要があります。
まず、いずれかのアプリを開き、ストア（iTuens Store）を開きます。
画面の一番下にある「iTunes Match」をクリックし、手続きをしましょう。
なお、後述しますが、Apple Musicでも同様の機能を利用できるので、Apple Musicを利用している（利用する予定がある）方は、iTunes Matchに登録する前に確認しましょう。
参考：iTunes Match のサブスクリプションに登録する – Apple
注意！iTunes Matchはバックアップではない
iTunes Matchはバックアップサービスではありません。
なので、解約するとアップロードした曲が全て削除されます。
Apple Musicとの違い
音楽の聴き放題サービスであるApple Musicには、「ライブラリを同期」というiTunes Matchと同様の機能が含まれています。
つまり、「音楽の聴き放題サービス」と「iTunes Match」を組み合わせたものがApple Musicです。
なので、既にApple Musicを利用している方は、追加料金なしでiTunes Match（と同じ機能）を使う事ができます。
ただし、古いApple TV（第2世代または第3世代）でも利用したい場合は、iTunes Matchを別途契約する必要があります。
なお、Apple Musicの料金は月額1,080円（年額10,800円）なので、iTunes Matchとの差額は年額で見ると6,820円になります。
まとめると、以下の表のようになります。
| Apple Music | iTunes Match | |
| 料金 | 個人：月額980円、年額10,800円 | 年額3,980円 |
| iCloudミュージックライブラリ | あり | あり |
| 音楽聞き放題サービス | あり | なし |
まとめ
iTunes Matchは登場した際（2014年）に話題になりましたが、現在では音楽の聴き方がApple Musicなどのサブスクに移行したせいか全く話題になりませんね。
AppleのウェブサイトにもiTunes Matchのサービスについては記載されていません（サポートやiTunesアプリ内でひっそり紹介されている）。
悪いサービスとは思わないのですが、Apple Musicで同様の事ができるので、Appleも推していないのでしょうね…(´・ω・`)