Googleの親会社であるAlphabet(アルファベット)の株式には、一般投資家が市場で購入できるものが2種類あります。
クラスA(ティッカー:GOOGL)とクラスC(ティッカー:GOOG)です。
どちらも同じ会社の株ですが、大きな違いが1つあります。それが「議決権」の有無です。
クラスAとCの違いは議決権の有無
クラスAには1株につき1票の議決権があり、株主総会で経営に関する意思決定に参加できます。一方、クラスCには議決権がなく、値上がり益や配当などの経済的な利益のみを享受できます。
また、市場では売買できない「クラスB株」も存在します。
まとめると以下のようになります。
| 株式 | ティッカー | 議決権 | 購入可能 |
|---|---|---|---|
| クラスA | GOOGL | 1票 | 可能 |
| クラスB | – | 10票 | 不可(関係者のみ) |
| クラスC | GOOG | 0票 | 可能 |
クラスB株は1株で10票の議決権を持つ特別な株式です。
SECの提出書類によると、創業者のラリー・ページとセルゲイ・ブリンが合わせて約90%を保有しています。そのほかの保有者として、元CEOのエリック・シュミットらが挙げられます。
経済的な価値に違いはある?
配当などの経済的な権利は、3種類とも同じです。
クラスAとクラスCの株価は議決権の有無による需給の差からわずかに異なる場合がありますが、ほぼ同じ水準で推移しています。
クラスB株は市場で取引されていませんが、Alphabetの定款によりクラスA株と同等の資産価値を持つと定められています。そのため、クラスB株の経済的な価値はクラスA株と事実上同じとみなされています。
まとめ
クラスA(GOOGL)とクラスC(GOOG)の違いは、議決権があるかないかの1点のみです。株価も需給によりわずかに異なる場合はあるものの、ほぼ同じ水準で推移しています。
そのため、株主として議決権を重視しないのであれば、どちらを購入しても差はほとんどありません。キャピタルゲイン(値上がり益)を目的とした投資であれば、GOOGLとGOOGのどちらを選んでも特に問題はありません。
また、1株で10票の議決権を持つクラスB株は創業者らごく一部の関係者のみが保有しています。一般の方が市場で購入することは出来ません。