山田ルイ53世「無駄や失敗にまみれた人が、ただ生きていても良い。」

山田ルイ53世

毎日小学生新聞の山田ルイ53世のインタビューがとても良かったので紹介します。

 

2学期を迎むかえ、いざ登校しようとすると気きが進すすまない。

ぼんやりとした不安に、心がふさいでしまう。足が重く、学校に行いけない。

そんな憂鬱な新学期に効く言葉を、お笑いタレントの山田ルイ53世さん(42)にもらいました。

山田さんは中学時代の夏休み明けに、学校に行けなくなった経験の持ち主です。

 

(中略)

 

「引きこもっていた6年間は、僕にとっては無駄だった。失敗だった。学校に行って楽しく過ごした方が良かった。10代の6年を失ったのは、大人になっての20年を失ったようなもの。もったいないことをしました」

今、山田さんは後悔しています。しかし一方で、「無駄でも失敗でも、決して悪ではない」と語ります。

「僕の6年間を、『でも、その6年があるから今がある』と美しい話に落とし込みたい人がいるかもしれません。だけど裏を返せば、そこには『意味がないとだめ』という意識があります。そんな意識が、実は問題だと思います。みんなが素晴らしい人生ではない。無駄や失敗にまみれた人が、ただ生きていてもいい。そこに善悪はない。僕はそう思います」

引用元:毎日小学生新聞 2017年8月28日

 

いやー、これは本当にその通りだと思います。

辛い過去や苦しい過去、思い出したくない過去にまで無理矢理意味を持たせる必要はないですよね。

まして第三者が「その経験があるから今がある」「無駄な体験は必要」と無理矢理良い話にしたり、過去を肯定するのは絶対に違いますよね。

 

無駄な過去なら無駄な過去、失敗した過去なら失敗した過去として受け入れることができれば、無理矢理良い話や美しい話にする必要はないと思います。

無理に意味を持たせる必要はない、無駄でも失敗でも悪ではないという山田さんの言葉はうまく人生を生きることができなかった、そしてそれを今の人生に役立たせたりすることができない方を肯定してくれる素晴らしい言葉だと思います。

 

ダメなものはダメだったと、いい意味で過去を諦めさせてくれる、過去への執着を捨てさせてくれる良い言葉だと思います。

 

山田ルイ53世|プロフィール

日本の漫才コンビである「髭男爵」のメンバー。

男爵キャラとして、パリ・シャンゼリゼ通り出身と自称しているが、実際は兵庫県三木市出身。

六甲中学校に進学するが、中学2年生の夏頃から引きこもりになり、中途退学。引きこもりは20歳まで続いた。

大学入学資格検定を経て愛媛大学法文学部の夜間主コースに入学。大学時代に友人と漫才コンビを組むも解散、大学2年の途中で退学し上京、東京NSC3期生となり、お笑いの道へ進む。

引用元:毎日新聞