Twitterが永久凍結の基準を緩和。2月から誰でも凍結解除の申請が可能に

(この記事は2023年1月29日に公開されたものです)

Twitterは今後、ポリシーに違反するアカウントのペナルティ(処分)を「それほど厳しくない措置(less severe actions)」にすると公式アカウントで発表しました

Twitterがルール違反を繰り返すユーザーに適用するポリシーを見直し、アカウント凍結処分の基準を引き下げ、重大な違反行為や継続的な違反行為を繰り返すユーザーのみを凍結の対象とすることを明らかにしました。

出典:Twitterがアカウントの凍結基準を緩和、凍結されても異議申し立てが可能に – GIGAZINE

今後、Twitterではポリシーに違反するツイートを行っているアカウントに対しては、永久凍結や一時停止ではなく、リーチ(≒拡散、表示)を制限したり、アカウントを引き続き使用する前に問題のあるツイートの削除を求める事で対応していくとの事です。

併せて、2月1日以降、誰でもアカウントの凍結に異議を申し立てることができ、申請した場合は穏健になった新しいルールの基に審査され、凍結解除の可否が決められます。

(更新:2023年2月2日)

Twitterがアップデートし、新しい基準に基づいて、凍結されたアカウントの再開を審査するよう誰でもリクエストできるようになりました。

凍結したアカウントを保有しているユーザーは、こちらから異議申し立てを送信できます。

筆者も凍結されたTwitterアカウントを持っていたのですが、凍結解除の基準が変わった事で、凍結を解除してもらえました。

関連記事:Twitterの永久凍結を解除する方法(例文あり)

アカウントが凍結されるポリシー違反とは?

ポリシー違反に対する処分は穏健になりますが、アカウントの凍結が廃止される訳ではありません。

アカウントの凍結は、Twitterのポリシーに対する重大な違反または違反を継続的に繰り返された場合に行われます

アカウントが凍結されるポリシー違反には以下のようなものがあります。

  • 違法なコンテンツや活動への関与
  • 暴力や危害の扇動または脅迫
  • プライバシー侵害
  • プラットフォームの操作またはスパム
  • ユーザーに対する嫌がらせへの関与

ただし、これらは一例です。

Twitterのポリシーに関しては以下のページから確認できます。

ヘルプセンター:ルールとポリシー

また、Twitterではこのアカウント凍結の基準変更に併せ、現在アカウントが永久凍結されているユーザーの異議申し立てを受け付けると発表しました

これまでもアカウントの凍結に対する異議申し立ては受け付けていましたが、2月1日以降は今回発表された新しい基準に基づいてアカウントを審査するとの事。

これにより、これまでの基準では永久凍結となっていたアカウントも、申請すれば凍結が解除される可能性があります。

まとめ

Twitterは以前より、ポリシー違反で凍結されたアカウントを積極的に復活させていました

著名人ではドナルド・トランプ前大統領のアカウントが復活しています

今回のルール変更により、こうした復活(凍結解除)のチャンスが誰でも受けられるようになるという事です。

Twitterを買収したイーロン・マスク氏は2022年11月に「凍結されたアカウントに恩赦を与える」とツイートしていましたが、その宣言が守られる形になりそうです。

参考