【SEO】記事を定期的に更新し、古い記事へのアクセスを増やす方法

Googleや読者に評価されるウェブサイトを作るための方法は、ただ新しい記事を書いて更新するだけではありません。

既存の記事(コンテンツ)を加筆修正し、更新する事で、品質を保つことも非常に重要です。

コンテンツを更新する

自身のウェブサイトに内容が薄い記事や低品質なコンテンツがあった場合、どのように対応すれば良いのか?

サイトの価値を上げる方法は、新しい記事を書いたり、読まれない記事を削除するだけではありません。

Googleスイスのサーチトレンド・アナリストを務めるゲイリー・イリェーシュ氏はコンテンツの「品質改善」が最も望まれる対処だと言います。

低品質だと思われるページが見つかった場合、そのページからの検索トラフィックを期待するのであれば、「削除」や「noindex」ではなく、「品質改善」が最も望まれる対処法となる。イリェーシュ氏はこれを推奨している。

出典:低品質コンテンツは削除すべき? 改善すべき? ゲイリーの正論vsランドの現実【SEO記事11本まとめ】

記事を書いた後も放置せず、定期的にチェックして追記や更新を繰り返し、内容の充実を図る事も大切だという事ですね。

これはブロガーやアフィリエイターに限った話ではありません。海外では大手メディアも取り組んでいる方法です。

アップデートが定期的になされ、いつまでも賞味期限が切れない内容のコンテンツもパブリッシャーにとって重要だ。検索で見つけてもらう大きな助けとなるからだ。たとえば、ハウツーものやレシピ紹介などは時間が経っても古くならない。

ライフスタイル系のメディア「About.com」ではトラフィックの約2/3は、健康や会計関連といった、いつまで経っても実用的なコンテンツに検索で訪れるユーザーから成り立っている。そのため、CEOのニール・ヴォーゲル氏は、「About.com」のライターたちは新しいコンテンツを作るのと同じくらいの時間を、すでに配信したコンテンツをアップデートするのに費やしているという。

「About.com」の健康にフォーカスしたバーティカルサイト「ベリーウェル(VeryWell)」には、約5万ものコンテンツがある。同メディアのコンテンツの平均寿命は285日なのだそうだ。もっとも人気の記事は、もっともアップデートされる記事となっている。

出典:コンテンツの再利用、米大手パブリッシャーの取り組み:記事の平均寿命をいかに伸ばすか? | DIGIDAY[日本版]

過去記事の定期的なチェックが大切

ウェブサイトのアクセスを増やしたい時、既に自身のサイトに多くの記事がある方は、新しい記事を書くだけでなく、古い記事の更新も考えてみましょう。

過去記事をチェックしてみると、案外加筆修正の余地がある記事が見つかるものです。

ホームページ制作やメディア事業を行っている株式会社WEB企画の水野氏は自身のブログでこう述べています。

記事数単位でもいいですし、期間単位でもいいので更新し続けるサイトは定期的に見直し日を明確に決めることって大事だなと痛感しています。

(中略)

外注記事だけをどんどん新規記事で入れ込んでいくのは、1、2年は問題ないのですが、その後、どんどん記事が劣化していくので、その対策を今のうちから仕組みの中に取り入れることがすこぶる大事なのではと思います。

現に何も手付かずの5年前の記事がずっと上位に居続けているサイトってあまりみたことがないからです。

2年以上運営しているブロガーさんも記事をどんどん追加しているのに昔のようにトラフィックが伸びない場合には過去記事のリニューアルを疎かにしているからかなー、と。ブロガーさんの知り合い少ないのでわかりませんが。

出典:1万記事以上入ったサイトをフルリニューアルした過程と結果!ゴクリ – アフィリエイト戦記

例え書いた当時は完璧だと思っていても、時間が経つにつれて記事の質が落ちることは決して珍しい事ではありません。

記事の内容が古くなって役立たなくなったり、自分の知識が増えた事で(相対的に)過去記事の内容が薄く感じたり、出典のリンクが切れていたり…

記事が時代遅れの低品質なものにならないよう、定期的に過去記事をチェックし、適宜加筆修正しましょう。

もっとも、改善のしようがないくらいクオリティが低い記事であれば、削除してしまうという方法もあります。

関連記事:【SEO】低品質コンテンツを削除してサイトの評価を上げる方法

まとめ

誤字脱字の修正や新情報の追加など、記事を更新してクオリティを保ち、読者の役に立ち続けるよう努力する事が、SEOを成功させる上で重要です。

サイトの価値を高め、アクセスを増やしたい方は、新しく記事を書くだけでなく、過去記事の加筆修正やリニューアルについても検討してみると良いでしょう。

筆者も自分が過去に書いた記事を見ていて、「なんてクオリティが低いんだ…」と驚いたことがあります。書いた当時は気付かなくても、自分の知識が増えると、多くの問題点を見つけることが出来るようになるんですよね。

適切な加筆修正を行えば、アクセス数が大幅に増えることもあるので、筆者の個人的な体験談から言っても、過去記事の更新は非常に重要です。

参考:Three Smart Content Strategies That Improve Search Performance – Superb