SEOにおいて、文字数が少ない記事はGoogle検索で上位に表示されない”低品質コンテンツ“となってしまうのでしょうか?
そんな事はありません。文字数は品質を示すものではありません。SEOの専門家やGoogleの”中の人”によって、「文字数=品質」ではないことが繰り返し説かれています。
文字数は品質を示すものではありません
文字数は記事の品質(クオリティ)を示すものではありません。
Googleのジョン・ミューラー氏(John Mueller)らは、Twitterでこう述べています。
一般的に言って、ページに文章がほとんどないからといって、必ずしも品質が低いとは限りません(写真のWebサイトを考えてみてください)。
私も同意します。文字数は品質を示すものではありません。
文字数よりも大切な事
写真サイトや辞書サイトを想像してみましょう。
写真がメインで文字だけでは意味が分からないサイトも、単語の意味が数行で書かれているだけの辞書サイトも、決して質が低いサイトではありません。
大切なのは読者に役立つサイトであり、文字数が多いサイトではありません。
むしろ、下手に文字数が多いと、読むのが大変ですし、読者が知りたい情報が大量の文章の中に埋もれて見つからないかもしれません。
著名なアフィリエイターである染谷昌利氏が監修している「毎月100万円以上の報酬を本気で狙う為の【アフィリエイト】上級バイブル」にもこんな一節があります。
これからアフィリエイトサイトを制作する上では、文字数や記事数を指標とせず、とにかく利用者が本当に満足してくれるサイトにブラッシュアップすることのみを愚直に追求すべきなのです。
(中略)
よく「1記事の文字数はどれくらい必要か」とか「1サイトに何記事くらい入れれば十分か」といった質問をいただきますが、これは残念ながら自分の都合しか考えていませんと大声で触れ回るようなものです。今後は「この内容で利用者は満足してくれるだろうか」「どうしたら競合よりも便利で親切なサイトになるか」と、自問する癖をつけて欲しいと思います。
大切なのは、そのページに訪れた読者が、満足するかどうかです。
まとめ
単に文字数が少ないだけのページは(それだけでは)低品質コンテンツではありません。
むしろ海外では、文字数(英語なので正確には単語数)が少ないページを低品質と考え削除したところ、アクセスの60%を失った事例もあります。
「低品質ページ」の削除に注意
Harvey氏によると
・とあるサイトが低品質ページを削除
・1000単語以下のページを全て削除
・結果、アクセス数の60%を失った…私が思うに
・「低品質=1000単語以下」と定義
・段階的ではなく一括で消した事
が良くなかったと思う(つづくhttps://t.co/3kr8J3OMHH— SEO研究チャンネル (@seolabochannel) September 16, 2022
ですので、SEOのために文字数を無理に増やす必要はありません。
文字数にこだわらず、ユーザーの役に立つコンテンツをしっかり作りましょう。