もしダメな自分を変えたければ今の人脈を切り、余計な人付き合いをやめましょう。
負の同調圧力
「まだ東京で消耗してるの?」に「負の同調圧力」に関する素晴らしい意見があったので紹介します。
ぼくはしばしば大学で講義をするので肌感覚があるのですが、いわゆる「Fラン」、つまり低偏差値の大学って、「頑張らないのが当たり前」的な空気が漂っているんですよね。
在籍している学生は、バイト、サークル、恋愛という「リア充イケイケ路線」、ないしはゲーム・アニメにハマって引きこもりがちになるという「ネクラ路線」に概ね分類できる気がします。
こうした環境においては、(良い意味で)意識が高い学生は学校のなかで浮いてしまい、居場所がなくなるものです。ぼくのところには、不思議とそういう学生がよく訪れます。せっかく行動力も問題意識もあるのに、周りの低エネルギーな友人に引っ張られて「自分はなんかズレているのか…」と感じてしまうという不幸なケースです。
引用元:まだ東京で消耗してるの?
これは本当にその通り。
人々が人生の目標や夢を叶えられるかを決める非常に重要な点といっても過言ではありません。
人は環境によって染まる
Fラン云々はともかく、まわりの同調圧力にやられてしまうというのは理解できる方も多いのではないでしょうか。
大学がどうとか会社がどうとかじゃなくて、その場の人たちの空気に染まってしまうのが問題なんですよね。
堀江貴文氏の著書「ゼロ―――なにもない自分に小さなイチを足していく」にもこんな一節がありました。
ある日の塾の休憩時間、教員室で漫画を読んでいた僕は、何気なく顔を上げて周囲を見渡した。
先輩講師たちは、雑誌片手にコンビニ弁当を食べたり、ヘッドフォンステレオで音楽を聴いたり、次の授業の問題用紙をまとめたりしている。
そこに漂う弛緩しきった空気と、その風景の一部となりかけている自分に、ゾッとしてしまった。このまま塾講師を続けていたら、間違いなくこの色に染まってしまう。
引用元:ゼロ
同調圧力、社会的乗数効果、朱に交われば赤くなる。
なんでもいいですが、とにかく「染まる」んですよ。
人間は環境に染まるんです。
個性をいくら重視していてもコミュニティのシステム上、染まってしまうんですよね。
こうした同調圧力は意識高い学生の意識が低くなるだけでなく、価値観や常識の固定化を促します。
そうなると、良くも悪くも意識が高く、向上心や夢、目標があったのに、いつしか冷めた人間に落ち着き、「頑張らないのが当たり前」な人たちの仲間入りをしてしまいます。
「負の同調圧力」対策
「頑張らないのが当たり前」な人たちの仲間入りを想像して、堀江氏同様ゾッとしたらすぐに対策を考えるべきです。
最初は些細な事から始めてみましょう。
自分と違う世界にいる人をTwitterでフォローしてみたり、面白い生き方をしている人の本を読んだり。
もちろんできるなら転職、留学なんかも良いでしょう。
細かく人脈を変える
新しい本を読む、変わった人と触れる、いつもと違うニュースを見る、それを繰り返していると価値観がどんどん変わっていきます。
そうやって自分が少しづつでも成長していけば、次第に周りの「頑張らないのが当たり前」と考えているような人とは価値観や感覚があわなくなっていきます。
これは当然のことで、決して悪い事ではなりません。
ここでそんな価値観の合わない友達に合わせようとすると、ズルズルと頑張らない空気の飲み込まれてしまいます。
ちょっと冷たいなと思っても思い切って縁を切り、どんどん人脈を入れ替えましょう。
すると、良くも悪くも新しい世界に触れ、気づけば新しい世界の住人になっています。
「頑張らないのが当たり前」的な世界に生きている住人とはもはや相容れません。
まとめ
価値観が固定化された人間は得てしてドリームキラーとして邪魔な存在になります。
夢と呼べるほど大層な物でなくても、自分のちょっとした目標達成の障害になります。
ガンガン「人脈リストラ」をしましょう。その程度で別れる友達だったのであれば、結局その程度という事です。
大切な友達とはきっと繋がり続けられるはずですし、逆に言えば「頑張らない空気」をまとった保守的な友達は「大切な友達」なのでしょうか?
今いる世界から別れれば、必ず新しい出会いが待っています。
ガンガン成長して、どんどん新しい人と出会いましょう。