降水確率とは?|100%でも雨が降らない理由

降水確率とは?

降水確率とはなんなのかを解説します。

 

降水確率は特定のエリアの平均値

ニュースや天気予報で「明日の降水確率は50%」って言われた場合、「じゃあ明日は半分の確率で雨が降るんだな」と思われている方、結構いるんじゃないでしょうか?

しかし、実は降水確率はそのような意味ではないのです。

 

 

雨が降る可能性は確信度

降水確率は、「一定地域の中でどこか1カ所にでも雨が降る可能性」とNWS (米国立気象局)が定義しています。

そして、単純に雨が降る可能性は「確信度」と言います。

ここでいう確信度とは「同じ条件の場合に雨が降る確率」です。例えば、「この地域でこの気象なら100回中50回雨が降る」という場合、確信度は50%になります。

 

 

降水確率の計算方法

降水確率は以下の式で求められます。

  • A=B x C

式に当てはまるのはこちらの項目です。

  • A=降水確率
  • B=特定の地域内で雨が降る確信度
  • C=雨が降る地域の割合

 

実際の地域に当てはめてみると、

  • B=日本のどこかで雨が降る確信度は100%
  • C=雨が降る地域は東日本(日本の半分)=50%

つまり、

  • 降水確率=(100% x 50%)
  • 降水確率=50%

このようになります。

 

 

降水確率が100%でも雨が降らない理由

降水確率の計算方法の仕組み上、「日本の降水確率は50%」といった場合、日本全国の確信度(雨が降る確率)が50%の場合も、関東が100%、関西が0%の場合でも「日本の降水確率は50%」になります。

そのため、(現実的にはないですが)東日本と西日本が同じ日本と言う予報区域に入っている場合、日本で降水確率が50%といってもそれは東日本で雨が100%降るからであって、西日本では雨が降らないと言う場合もあります(それぞれ50%ずつの可能性もあります。)。

この場合、関西にいる人からすれば、「天気予報で降水確率50%と言っていたのに、何日経っても雨が降らない!」と言うことが起こるわけです。

 

また、当然天気の境目と人間の境目(観測範囲や県境等)は違います。ですから、降水確率100%でも、自分がいる場所は雨が降っていないという可能性も十分あります。

気象庁の基準では1mm雨が降ればそれで「雨が降った」と判断します。

ですから、自分がいる場所でいくら晴れていても、同じ観測範囲内で1mmでも雨が降れば「予報は当たった」と言うことになります。

 

 

雨の状況は関係ない

降水確率は以上の計算によって算出されています。

雨の状況、すなわち強く降るのか、たくさん降るのか、そういったことは一切考慮されていません。

1mm以上雨が降れば、それで「雨が降った」と判断し、それ以上の分類はありません。

そのため、実際にどのような雨が降るのかは降水確率だけでは判断できないので注意が必要です。

 

 

 

まとめ

今回はNWS (米国立気象局)による降水確率の定義を紹介しましたが、日本の気象庁も同じです。

日本の降水確率も地域全体の雨が降る確率の平均値を出しています。

そのため、同じ東京23区でも、離れている区では天気が全然違っていたりするわけですね。




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