Palantir(パランティア)とは?

Palantir Technologies(パランティア・テクノロジーズ)は、ビッグデータ解析プラットフォームの開発・提供をしている米国の企業です。

2003年に投資家のピーター・ティール氏やアレックス・カープ氏らによって設立されました。

公式サイト:Palantir(パランティア)

業界 IT・通信
創業 2003年
本社 アメリカ合衆国コロラド州デンバー市17番通り1200番地
Tabor Center 15階
日本支社 〒150-0001 東京都渋谷区神宮前6丁目12−18 ジ アイスバーグ
創業者 アレックス・カープ、ピーター・ティール、ジョー・ロンズデール
CEO アレックス・カープ
従業員 3,838人
ティッカーシンボル PLTR(ニューヨーク証券取引所)

Palantirの名前の由来は、J. R. R. Tolkienの小説「指輪物語」などに登場する遠隔から世界を見通す魔法の石・パランティアです。

ピーター・ティール氏は日本法人を設立した際に、「この石(パランティア)のようにビッグデータを通じて世界を見通し、世界をよりよく理解していきたい」という想いを込めたと語っています

Palantirのスタッフは「Palantirian(パランティリアン)」と呼ばれています

上場

Palantirは2020年9月30日にニューヨーク証券取引所(NYSE)に直接上場しました

ティッカーシンボルは「PLTR」。

ブルームバーグ集計のデータによると、初日の取引終了時の時価総額は約157億ドル(約1兆6600億円)。

業務内容

Palantirの業務内容を一言で言うと、データ分析用ソフトの提供です。

顧客が持っているデータを分析するのがPalantirの仕事です。

同社のLinkedInにはこうあります。

Palantirは、世界で最も重要な機関が最も緊急な問題を解決するためにデータを活用するお手伝いをしています。

パランティアのソフトウェアにより、お客様はあらゆるデータを統合・分析し、これまで解決できなかった問題に答えられるようになります。災害救援からより安全な自動車の開発まで、パートナー企業の最も重要な業務を支援できることを光栄に思います。

私たちはお客様とともに、国家安全保障、医療、エネルギー、金融、製造などの未来を築いています。

そして、私たちは世界中の優秀な人材を必要としています。

Palantirの顧客

Palantirの技術は米国防総省やFBI、CIAを始めとする、機密情報を扱う多くの政府機関でも採用されてきました

2005年から2008年までの3年間はCIAが唯一の顧客でした

政府機関・行政機関

  • NSA
  • FBI
  • CIA
  • ニューヨーク市警

民間企業

  • バンク・オブ・アメリカ
  • JPモルガン
  • IBM
  • ロッキード・マーティン
  • ブーズ・アレン・ハミルトン
  • SOMPOホールディングス

日本での展開

日本では2019年11月18日にSOMPOホールディングスと共同で「Palantir Technologies Japan」を設立したと発表しました

SOMPOホールディングスは保険・ヘルスケア業務でパランティアのデータ管理・インテリジェンスソフトを利用しており、2023年2月1日には5000万ドル相当の5年契約を結んだと発表しました

2020年6月に富士通がパートナーシップ契約を締結

歴史

2003年、ピーター・ティール氏らがPayPalでクレジットカード詐欺に対処した経験から生まれたアイデアを元に創業

2019年12月13日、米国防総省が陸軍のデータベース統合に関する1億1081万ドルの1年契約をPalantirと結んだと発表。システムは2023年12月完成の予定。

2020年

7月6日、上場申請書類を秘密裏に提出したことを発表

9月30日、ニューヨーク証券取引所(NYSE)に直接上場

関連リンク

Palantirに関する公式ウェブサイト、公式アカウントです。

参考