宗教でうつ病を治す方法

うつ病 宗教

鬱病(うつ病)で苦しんでいる方や、それを支えている方はうつ病を治せるなら、どんな方法でも構わない!と思う方も少なくないでしょう。

では、「宗教」に頼ってうつ病を治してみてはいかがでしょうか?

 

宗教は諸刃の剣

日本人の場合、あまり宗教に馴染みのない方が多いので、宗教と聞くと中には怪しいものを想像してしまうかたもいるかもしれません。

確かに、宗教にはそうした負の部分があるのも事実です。

ここでは、実際に軽症のうつ病を持っている方が書いた「あなたの大切な人が「うつ」になったら」から、宗教でうつ病を治すことの是非について書かれた一節を紹介します。

 

 

ところで、私の友人に、何度もうつ病になった男がいる。職場を変わって心機一転しても、前の職場と同じような理由でストレスをため込んで、うつになるーーというパターンの繰り返しだった。

薬では治らない、ものごとの見方や考え方の”ゆがみ”が、彼には染みついていた。いわば、気質そのものがうつ病の原因になっていたのである。

彼を最終的に救ったのは、カトリックへの入信だった。

先に入信したのは、奥さんのほうだった。奥さん自身つらくてどうしようもなく、教会に行ったのがきっかけだったという。

奥さんは明るい人で、うつの気持ちがどうしても理解できない。なぜそんなにものごとを否定的に見るのか ……うつに苦しむ夫を見ながら、彼女も苦しんだ。

 

宗教を信じるということは、キリスト教にせよ仏教にせよ、いってみれば、「すべて神仏の思し召し」で、悩みや苦しみを「神仏」に預けてしまうことでもある。入信しないまでも、『聖書』や『般若心経』などを読むだけで、意外と心はやすらぐものである。

だから私は、うつに苦しむ人やその家族が宗教に頼ることを否定しない。しかし入信するのであれば、その宗教の教義などを、ある程度学んでからのほうがいいと思っている。現在、世界のあちこちで宗教対立が起こっているように、宗教は”諸刃の剣”なのだから。

 

まさに「信じるものは救われる」エピソードですね。

宗教は生きる道標を教えてくれる自己啓発本のようなものですから、宗教を信じて、うつ病が治るのも不思議ではありません。

そもそも、うつ病などの精神疾患は「考えすぎ、気にしすぎ」で悪化してしまうこともありますから、むしろ、宗教を信じて思考を落ち着かせることで、快復に向かうのは通りにかなっています。

 

しかし、宗教にすがって鬱を治すというのは、著者が書いている通り、まさに諸刃の剣です。

聖書や般若心経を自己啓発本として気楽に読む程度ならいいですが、安易に教えをなぞったり、逆に深みにハマってしまうのには危険性もあります。

 

キリスト教や仏教ならともかく、世の中には怪しい宗教や危険な宗教、宗教の名を語った詐欺なども多くあります。

実際、オウム真理教にハマって面倒な人生を送ることになった方などもいますからね。

芸能人などでも時折「洗脳騒動」などが起こったりしますし、鬱で苦しみ、何も考えられない当人ならともかく、周りで鬱をサポートする人やうつ病が比較的軽度な方は、宗教とは慎重に付き合っていった方がいいでしょう。