リボ払いを終わらせる方法!早く返済する6つのコツ

クレジットカードのリボ払いは、残高の返済に時間がかかると、それだけ支払う金利手数料が高くなってしまい、最終的な支払額が増えてしまいます。

そのため、知識や計画なしに安易に使ってしまうと、借金(リボ払いの残高)を返済しても一向に借金の残高が減らない”借金地獄”に陥ってしまい、借金の返済が終わらなくなってしまう可能性があります。

恥ずかしながら、筆者も昔はリボ払いの返済がいつまでも終わらず、無駄に金利手数料を払い続けたことがあります。

このページでは、リボ払いで借金地獄に陥ってしまった方のために、リボ払いの残高を1日でも早く返済し、借金地獄を終わらせる方法を解説します。

リボ払いの残高を早く返済する方法

リボ払いの残高を早く返済するためのコツは以下の通りです。

  • 残高を一括返済する
  • お金ができたらすぐに残高を繰上げ返済する
  • 毎月の返済額を上げる
  • 新しい買い物をせず、節約を徹底する
  • リボ払いの借金を一社にまとめる
  • リボ払いの借金を消費者金融に借り換える

それぞれの項目を詳しく解説します。

リボ払いの残高を一括返済する

リボ払いの返済がなかなか終わらない原因の1つは、高額な金利手数料により借金の残高が日に日に増えていくためです。

リボ払いの手数料はどこのクレジットカード会社も年率15%ほどです。

これは毎月残高を返済する際に、残高に1.25%(15%÷12ヶ月)を手数料として足して返すという事です。

例えば、10万円の借金がある状態で1万円を返済する場合には、金利手数料として1,250円を足した11,250円を返済する計算になります(あくまで単純計算です。リボ払いの金利や返済方法は、クレジットカードによって変わるので注意してください)。

金利手数料は毎月かかるので、リボ払いの返済に時間がかかると、それだけ多くの金利手数料を支払うことになってしまいます。

ですので(難しいのは重々承知ですが)、もしリボ払いの残高を一括返済できるなら、すぐに一括返済しましょう。

リボ払いの借金が残っている状態で、貯金をするのは非常に勿体ないです。少しでもお金があるなら、全額返済できなくても良いので、少しでも残高を減らしましょう。

貯金を切り崩したり、家族からお金を借りたり、不用品をフリマアプリで売ったり、生活費を切り詰めるなどして、リボ払いの残高を一括で返済することができるならそれがベストです。

お金ができたらすぐに残高を繰上げ返済する

もしわずかでも貯金があったり、親や知人からお金が借りられる場合は迷わず一括返済しましょう。

しかし、一括返済が難しいという方は多いでしょう。それでも、わずかでもまとまったお金があるなら、すぐに繰上げ返済をして、少しでも残高を減らしましょう。

繰り上げ返済とは毎月の返済とは別に、まとまった額を返済する方法です。

普段は毎月5,000円や10,000円しか返済していない方も、ボーナスやお年玉、不用品を売った時など、まとまったお金が手に入った際は繰り上げ返済をして、1日でも早く1円でも多く残高を減らすことが大事です。

リボ払いの残高が多いと、手数料も高額になってしまい、どれだけ返済してもなかなか借金の元本が減らない”借金地獄”状態になってしまいます。

ですから、例え一括返済できない場合でも繰り上げ返済で少しでも借金を減らすことが大切です。

クレジットカード会社によって繰り上げ返済の条件は異なりますが、利便性の高いクレジットカード会社の場合は、ATMからいつでも返済できます。

そうでなくてもサポートに連絡をすれば専用口座に振り込むなどの方法で返済することができます(別途振込手数料がかかる場合があるので注意しましょう)。

他にも通常の引き落とし時に臨時で返済額を増やすという方法もあります。

筆者がリボ払いの借金地獄に陥っていた時も、収入が多かった月や不用品をメルカリ等で売ってお金に余裕ができた際はすぐに繰上げ返済をしていました。

一括返済は無理でも、繰上げ返済ができる月は少しでも多く支払って残高を減らしましょう。

毎月の返済額を上げる

リボ払いはクレジットカードによっては毎月の返済額が3,000円や5,000円など非常に少ない額に設定されている場合があります。

しかし、あまりに毎月の返済額が少ないと、場合によっては金利手数料の支払いがほとんどになってしまい、なかなか元本(借金の残高)が減らず、借金返済に時間がかかってしまう場合があります。

リボ払いで作った借金は毎月1円でも多く返すことが重要です。もし、余裕があるならば迷わず毎月の返済額を上げましょう。

会社員や公務員の方など、毎月の収入が固定で分かっているならば「毎日の給料のうち最低これだけは返済に充てる」と決めて、毎月の返済額を高めに設定しましょう。

アルバイトや自営業(フリーランス)の方など、毎月の収入が定まっていない方は収入に合わせて返済額を月ごとにできる限り増やしましょう。上で紹介した繰上げ返済で対応するのも良いでしょう。

新しい買い物をせず、節約を徹底する

借金を返済するには余計な出費を減らし節約することが大事です。これはリボ払いに限らずあらゆる借金に言えることです。

どれだけ借金を返済していても、新たにお金を使ってしまっては借金は減りません。まして新しく買い物した分までリボ払いにしていては返せるものも返せません。

リボ払いは手数料が高く、返済に時間がかかると、それだけ支払う金利手数料が増えてしまい、返済が困難になります。

なので、新しい買い物をやめて少しでもお金に余裕を作り、残高の返済に回しましょう。

1日でも早く、1円でも多く残高を減らすことが大事です。

リボ払いの借金を一社にまとめる

複数のクレジットカードでリボ払いを利用していると、以下のようなデメリットがあります。

  • 借金の把握・管理が面倒になる
  • リボ払いを使っているのに、毎月の返済額が数万円に登る。
  • リボ払いで得られるポイントが各社に分散する

こうしたデメリットを防ぐために、リボ払いの借金は一社にまとめた方がお得です。

特に借金を正確に管理することは、借金を早く確実に返済する上で非常に重要です。

例えば「クレジットカードAには5万円、クレジットカードBには35万円、クレジットカードCには15万円の借金がある」という状態では借金の現状を把握しにくく、支払いを忘れてしまったり、残高を計算間違いしてしまうリスクも高まります。

しかし、リボ払いの借金を一社にまとめて「クレジットカードAとクレジットカードBは利用していない。クレジットカードCには55万円の借金がある」という状態にすれば、カードと借金の管理を容易にすることができます。

特にクレジットカードごとにリボ払いの金利手数料の利率が違う場合は、もっとも利率が低いクレジットカードに借金をまとめることで返済額を少なくすることができます。

例えば利率15%のカードと利率10%のカードがある場合、借金を利率10%のカードにまとめて返済する方が、手数料が少なくて済む可能性があります。

また、借金の返済にATM手数料などがかかる場合も、借金しているのが1社だけであれば手数料が1回で済むのでお得です。

リボ払いの借金を一社にまとめる方法

リボ払いの借金を一社にまとめるためには、以下のような方法があります。

  • 額が少ない(もしくはもっとも手数料の利率が高い)クレジットカードから優先してリボ払い残高の返済をする。
  • 新しくリボ払いを使ってしまう場合には、最も多くリボ払いを使っている(もしくはリボ払いを使う上で最もお得な)クレジットカードを使う
  • 消費者金融に借り換える(手数料がリボ払いの手数料より低い消費者金融を使う)

この中で新しい手続きと工夫が必要な「消費者金融に借り換える」について次項で解説します。

リボ払いの借金を消費者金融に借り換える

リボ払いの残高を消費者金融に借り換えることで、借金の返済額を減らせる可能性があります。

この方法はできる限り手数料が少ない銀行や消費者金融でお金を借りて、そのお金でリボ払いの借金を全て返済するという方法です。全額が無理なら一部を繰上げ返済するだけでも効果的です。

「リボ払いの借金があるのに新たに借金をして大丈夫なの?」と思う方もいるかと思いますが、新しくお金を借りてもそれを全額リボ払いの返済に当てれば借金の総額は変わらないので問題ありません。

むしろ消費者金融を使うと一定期間利息が付かなかったり、借りる額によってはリボ払いよりも少ない利率(金利手数料)で借金ができるので後の返済が楽になります。

ただし、消費者金融を利用する場合には、借り換えた先の借金の利率が最低でもリボ払いの利率以下になるようにしましょう。もし、消費者金融の方が利率が高い場合、逆に損をしてしまいます。

また、リボ払いの状況によってはそもそもローンの審査に通らないこともあるので注意が必要です。

借金返済用のローン

消費者金融の中にはこうした他社の借金返済用の「借り換えローン」や「おまとめローン」を提供している会社も少なくありません。

借りる金額など条件次第でリボ払いよりも金利が抑えられる可能性があるのでオススメです。

逆に条件によってはリボ払いよりも金利が高くなってしまう可能性もあるので注意しましょう。

また、リボ払いの借り換えができないローンもあるので、リボ払いの借り換えに対応した借金返済用のローンを選びましょう。

例外:自己破産する

リボ払いの残高があまりに多く、どうしても返済できる見込みがないなら、無理せず債務整理を検討しましょう。

債務整理とは、自己破産などの手続きを取ることで借金を減免したり、支払いに猶予を持たせることです。

債務整理には以下の3種類があります。

  • 任意整理
  • 民事再生
  • 自己破産

債務整理はデメリットも少なくないのでカンタンにオススメできるものではありません。

しかし、リボ払いによる借金の返済に苦しみ続けるくらいなら、債務整理をするのも悪くないでしょう。

リボ払いの残高が多い方は専門の法律事務所や弁護士などに相談してみましょう。役所等でも相談を受け付けているかもしれません。

相談だけなら無料でできるところが多くあるので、実際に借金を減らすことができるのか、デメリットはあるかなど教えてもらえます。

まとめ

クレジットカードのリボ払いは金利手数料が非常に高く、下手に使えば借金地獄に陥りかねない支払い方法です。

それでいて、メリットがほとんどありません。

リボ払いの借金は、できる限り早く返済することで、かかる金利手数料を減らし、返済の負担を軽減する事ができます。

なので、リボ払いを利用している方は1日でも早く、1円でも多く返済しましょう。