クレジットカードを使うことでどれだけのポイントが手に入るかを表す「ポイント還元率」の計算方法や相場について解説します。
クレジットカードのポイント還元率の意味
多くのクレジットカードは支払いに使用するたび、ポイントが付きます。
そのポイントを現金に換算した場合、利用額に対して何%なのか?
これがポイント還元率です。
ポイント還元率の計算方法
クレジットカードに限らず、ポイントの還元率を計算する方法はカンタンです。
付与されるポイントから還元率を求める
楽天カードは1,000円の利用で10円分のポイントが付きます。
この場合、式は「10÷1,000×100=1%」となるので、ポイント還元率は1%になります。
なお、クレジットカードは必ずしも1ポイント=1円とは限らないことに注意してください。
還元率から付与されるポイントを求める
楽天カードは楽天市場で買い物をするとポイント還元率が3%になります。
もし楽天市場で1,000円分の買い物をして、それを楽天カードで支払った場合、以下のような式になります。
「1,000×3%(0.03)=30」
したがって、付与されるポイントは30円分です。
ポイント還元率早見表
年間利用額 | 還元率0.5% | 還元率1% | 還元率2% |
---|---|---|---|
10万円 | 500円 | 1,000円 | 2,000円 |
50万円 | 2,500円 | 5,000円 | 10,000円 |
100万円 | 5,000円 | 10,000円 | 20,000円 |
200万円 | 10,000円 | 20,000円 | 40,000円 |
ポイント還元率の相場
クレジットカードのポイント還元率の相場は一般的にどの程度なのか?
大抵のクレジットカードにはどこのお店で利用しても適用される通常のポイント還元率があります。
それとは別に、クレジットカードのキャンペーンや特典として一部の利用においてポイント還元率が上がる場合があります(例えば「入会から3ヶ月はポイント2倍」「xx通販での利用はポイント3倍」など)。
通常利用のポイント還元率
特にキャンペーンや優待店などではなく、通常利用でのポイント還元率の相場です。
- ~0.3%:低い
- 0.5%:普通。大抵のカードはこのくらい
- 0.75%:やや高い
- 1.0%:ポイント還元率に力を入れているクレジットカードはこの辺
- 1.2%:高め
- 1.5%:かなり高い。
- 2%〜:非常に高い。通常利用でこの還元率はまずない。
多くのクレジットカードはポイント還元率が0.5%~1%ほどです。
どこのお店で使ってもポイント還元率が1%以上ならば、(少なくともポイント還元率は)優良なクレジットカードと言えるでしょう。
ちなみに、有名なクレジットカードだと「楽天カード」や「オリコカード ザ ポイント」のポイント還元率が1%です。
特別なポイント還元率
特定のお店やキャンペーンにおけるポイント還元率の相場です。
- 1%:低い
- 1.5%:普通
- 2%:やや高い
- 2.5%:高い
- 3%:かなり高い
- 3.5%〜:非常に高い。
ポイント還元率を重視してクレジットカードを選ぶのであれば、自分がよく使うお店でのポイント還元率が高いクレジットカードを選びたいものです。
例えば「Amazon Mastercard ゴールド」と「楽天カード」はそれぞれ通常利用ではポイント還元率が1%です。
しかし、Amazon Mastercard ゴールドはAmazonでの利用でポイント還元率が2.5%、楽天カードは楽天市場での利用でポイント還元率が3%になります。
まとめ:ポイント還元率が高いクレジットカードを作ろう!
利用に応じてポイントが付与されるのはクレジットカードの主なメリットの一つです。
特に大きな買い物をする際にポイント還元率が高いクレジットカードを使えば、ポイントがたくさん貯まって非常にお得です。
とはいえ、ポイント還元率が高いクレジットカードでも、年会費が必要だったり、ポイントの使い道が限られていて不便な場合もあります。
なので、ポイントを貯めることを考えてクレジットカードを作る際は、ポイント還元率の高さだけでなく、ポイントの使い道なども合わせて考えることが大切です。
筆者はAmazon Mastercard ゴールドをメインのクレジットカードにして普段の買い物で使っています。そしてサブカードとして楽天市場で買い物をする際に使う楽天カードを持っています。
Amazon Mastercard ゴールドで貯まるポイントはAmazonポイントなので使い勝手が非常に良いです。
クレジットカードはうまく使い分けることで、それぞれのメリットを最大限引き出すことができます。
みなさんもぜひ自分のライフスタイル(例えば「楽天市場で買い物をすることが多い」など)に合ったクレジットカードを作って、お得な買い物をしてみてくださいね。