「金持ち父さん 貧乏父さん」の中で、特に人生に役立つ点をピックアップしてみました。
金持ち父さん 貧乏父さん
非常に有名なお金に関するビジネス書。
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本書は…金持ちになるためにはたくさん稼ぐ必要があるという「神話」をくつがえす。持ち家が資産だという「信仰」を揺るがす。資産と負債の違いをはっきりさせる。お金について教えるのに、学校教育があてにできないことを親にわからせる。そして、お金について子供たちに何を教えたらいいかを教えてくれる。
2000年に発売され、世界中でベストセラーとなり、2013年には改訂版も発売されました。
そんな「金持ち父さん 貧乏父さん」の中でも細かい理屈抜きのキャッチーで心に響くフレーズを7つ紹介します。
1.「良い学校に通う→お金持ち」では無い
まず勉強ができれば、良い大学に入ればお金持ちになれる訳ではないということ。
いまものすごくお金を持っている人は教育を受けたおかげでそのお金を儲けたわけじゃない。マイケル・ジョーダンだって、マドンナだってそうだ。マイクロソフトのビル・ゲイツだってハーバードを中退してる。それなのに、まだ四十歳にもならないうちにアメリカ一の大金持ちになった。子供のときは『知的障害あり』と言われていたのに、いまじゃ年棒四百万ドル稼ぐ野球選手だっているんだよ
彼ら彼女らの例は特殊としてもやはり学歴だけがその人の給料を決める事にはなりません。というより彼らはもはや給料という枠組みを超えて稼いでいます。
職を選ばずとも、大卒で就職先が無いなんて話も珍しくありません。
お金持ち以前にお金を稼ぐ事すら出来ないのです。
もちろん、一般的な企業に就職した場合、学歴によって収入は変わります。
つまり「学歴で収入に差が付く事は事実だが、お金持ちになれるか?お金から自由になれるか?は別問題」ということですね。
とにかく大事なのは安易に学歴に頼らない事ですね。学歴は資格の1つくらいに捉えていても良いかもしれません。少なくとも学歴を盲信するのは良くないですね。
2.世界は国語や算数だけではありません
学校での教育が、卒業後に子供たちが放り出される現実の世界に対する準備をさせてくれると思ったら大間違いだ。どの子供にももっと教育が必要だ。学校での教育とは異なる教育がね。
お金の教育をはじめ、学校で学べる事は非常に少ないです。
ゲームやプログラミングなど新しい授業も多く生まれていますが、やはり現実から数十年遅れての実装です。
子供たちには国語や算数、英語だけが勉強の全てではない。他にも世の中には様々な学問やスキルがあるし、そもそも国語や算数ができるだけでは足りません。
お金を始め、学校で学べないことを考え、学び続けていかなければいけません。それは子供もそうですが、大人も同じですよね。
3.貧乏人こそ悪だ
金がない事こそ悪の根源だ
万引き、強盗、詐欺。お金がない事が原因の犯罪がどれだけ多い事か。
そしてお金持ちが払った税金で作られた公共施設を感謝せず使う人間がどれほど多い事か。
「お金」と口にしたとたん嫌な顔をする人間に時々お会いしますがなんとも不愉快ですね。日本には未だに「お金は汚い」と考える人も多いようです。
お金の役割を再確認したいですね。
4.解決策を考えよう
父のうち一方は「それを買うためのお金はない」と言うのが口癖だった。もう一人の父にとってそれは禁句だった。この父は、こんなときは「どうやったらそれを買うためのお金を作り出せるだろうか?」と言わなくてはいけないと私に教えた。
値札を見るなり「お金がないから無理」と脊髄反射のごとく否定するのではなく、「どうすればいいか?」と考える事は大切ですね。
「お金を稼ぐのか?」「安いお店を探すのか?」「代替え品を探すか?」
様々な解決策があると思います。思考を停止しない事。これはあらゆる場面で大切だと思います。
5.お金は素晴らしい!
いったい何人が「お金は素晴らしい!」と堂々と口に出来ますかね。。。
貧乏な父の方は「お金には興味が無い」「大切なのはお金じゃない」などとよく言っていたが、金持ちの父の方は「金は力だ」といつも言っていた。
お金に興味が無いと言う方は多いですが、では何故必死に就活するのですか?値札を見比べるのですか?100円ショップに駆け込むのですか?
「金は力だ」とは本当に上手いですね。「お金が全てじゃないが、めちゃくちゃお金は役立つ」ということを上手く表した言葉だと思います。
そもそも衣食住って基本お金で手に入れる物だと思いますけど「お金は大切じゃない」と言う方は全裸で何も食べずホームレスしてるんですかね?
お金を使う以上は「お金の力」を認めるべきだと思います。
6.前向きな考え方だけではうまくいかない
前向きな考え方だけではうまくいかない
物事をポジティブに、前向きに考えるのは良いことですが、慎重さも必要だと思います。
ある研究ではうつ病の人の方が詐欺にかかりにくいという結果もあるようです。
うつ病云々はともかく、お金と付き合うためには不都合なことも受け入れる冷静さも必要でしょう。
7.無知
貧乏や金詰まりの一番の原因は国の経済や政府、金持ち連中のせいなんかではなく、恐怖と無知だ。
差別や偏見も恐怖や無知から生まれます。
経済を始め、世の中のあらゆる問題の原因は「恐怖と無知」といっても過言ではないでしょう。
知識を得ることで未知のものに対する恐怖をなくしましょう。素晴らしい生活を送るために、知識は必要不可欠です。
「金持ち父さん貧乏父さん」には自分のおかれている立場をしっかりと学ぶ事。そして必要な情報と知識を求める事が大切と書かれています。
これには100%同意です。お金を稼ぐことを含め、より良い生活を送るために、情報と知識を追い求め続けましょう。
無知では日々の生活で損をしてしまいますし、無知ゆえに人を差別したり傷つける人も多くいます。
「無知は罪」。これは真実です。
まとめ
大切なのは知識です。知識を得るために勉強しましょう。国語や数学と言った学校の勉強だけではありません。
もっと自分の生活について勉強、知識が必要だなと思いました。
ちなみに「金持ち父さん 貧乏父さん」を読んだ事がある方はわかったかもしれませんが今回私が取り上げた箇所は本の中でも前半です。
後半では専門用語やテクニックも登場します。