ベルギーで話されているのは何語なのか?ベルギーで英語は使えるのか?
ベルギーの言語について紹介します。
ベルギーの公用語は?
ベルギーの公用語はオランダ語、フランス語、ドイツ語の3つです。
ベルギーで話されるオランダ語はフラマン語とも呼ばれます。
なお、「ベルギー語」というものはありません。
ベルギーは南北で話す言葉が違う
ベルギーでは風習や歴史的な背景から、言語戦争(政治的・社会的な影響で言語に関する対立)が起こっていますそのため、ベルギー国内では、3つの言語で国が別れています。
ベルギーでは北部のフランデレン地域にオランダ語(フラマン語)を話すフランデレン人、南部のワロン地域にフランス語を話すワロン人が在住しており、それぞれのオランダ語、フランス語が公用語として設定されています。
この二つの地域の境は曖昧なものではなく、公式に「言語境界線」と呼ばれる境界がベルギー内に存在しています。
さらにドイツの国境付近には少数のドイツ語話者がおり、そこではドイツ語が公用語になっています。
図で表すとこんな感じです。
画像引用元:ベルギー言語共同体区分地図 – 旅行のとも、ZenTech
ちなみに、オランダ語(フラマン語)のエリアに人口の約60%、フランス語のエリアに人口のやく40%が住んでいます。
基本的には自分が住んでいる地域の言葉を使うので、ベルギー人がみんなトライリンガル(三言語話者)というわけではないです。
ベルギーで英語は通じるのか?
ベルギーでは英語が十分通じます。ベルギー人の英語力はとても高いです。
世界最大級の語学学校「EF」による「英語能力指数」の2019年版によれば、ベルギーの英語能力は13位で英語能力は非常に高い国です。
ちなみに日本は同調査で53位です。
ただし、英語教育を受けていない年配の方や移民の中には英語が話せない方もいるので、英語が通じて当たり前とは思わないようにしましょう。
国の言語まとめ
ベネルクスの言語